見出し画像

TRA SPECIAL BERLIN

こちらは「TRA SPECIAL BERLIN」というカセットブック。1983年発売。

画像1

なかなかインパクトのある表紙です。定価は1200円でした。

収録アーティストは...

画像2

ご存知、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンです。2曲入っていますが、1曲はトイレの水の流すような音と絶叫(マジでうるさい)、もう1曲は女性ボーカルに合わせて一応ギターとかドラムとか入っていますが、まぁノイズですね。当時は「??」でしたが、今聴くと、この怪しげな雰囲気が最高です。

画像3

マラリア!と、そのメンバー3人とリエゾン・ダンジュルーズの1人による実験的音楽プロジェクト、マタドールです。マラリア!は音は悪いですがスローで沈み込むようなダークなパンクサウンド。マタドールは音楽なのか何なのかブヨブヨとしたシンセの音に合わせて呪いのような女性の声が延々続きます...。

画像4

右のCHRISTIANA・Fは、デビッド・ボウイ出演で話題を呼んだ映画「クリスチーネ・F」のモデルにもなった実在の女性歌手です。カッコいいですね!

左のALEXANDER VON BORSIGはクリスティーナのボーイフレンドと紹介されていますが、これノイバウテンのアレクサンダー・ハッケですな!祭の鉢巻が象徴するように「JAPAN JAPAN」「HIROSHIMA」という曲が収録されてます。

画像5

出ました、ディー・テートリッヒェ・ドーリス!「致死量ドーリス」ぐらいしか知りませんが、何なんすかね、この観光地の記念撮影みたいなショットは(笑)音はなんというか狂ってます。でも、どこか惹かれてしまう不思議な魅力があります。

他にもキディ・シトニー率いるSPRUNG AUS DEN WOLKENが入ってます。これもノイバウテン・ファミリー。典型的なノイズ〜インダストリアル系の音です。

なんで当時買ったのかもよく覚えていませんが、80年代前半は「ベルリン」という言葉だけでニューウェイヴ魂をくすぐられるところがありましたからねぇ。

「ファーストアルバムはベルリンね!ベルリン!」(スネークマンショー)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?