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成長し続ける必要はない

圧倒的成長とか、右肩上がりとか、とかく「成長することはいいことだ」と思われています。もちろん、成長することが悪いことだとは思いませんが、私は「ずっと成長することが正しいこと」だと最近は思わなくなりました。

 なぜかというと…

 自分がお店をやっている目的はたくさんあるのですが、すべては突き詰めると自分のためです。自分のためにやっていることなのに、他人の価値観(成長することが正しい)を追いかけることは果たして意味があるのか。そう思ったからです。

「起きて半畳寝て一畳 飯を食っても二合半」角田信朗さんが歌う「漢花」の 歌詞の一節です。前田慶次かっこいいですよね。
 前田慶次は百万石を得られるくらいの実力のある武将(史実ではなく、漫画の中で)でしたが、それを蹴って傾奇者として生きることを選びました。
 武士の家に生まれたら大名になるべきなんですが、それは彼にとっては幸せではなかったようです。

 「お店は忙しければ忙しいほどいい」「商売は儲かればもうかるほどいい」そう考えていた時期がありました。
 お店を開業したばかりのころは、どんな小さな仕事でも小銭でも取りにいっていましたが、ストレスがえぐすぎてやめてしまいました。
 安売りをやめると、しょうもないお客さんが減りました。そして、思いました。お客さんが減っても利益が出ていれば別に構わないよね、と。
 お店である以上、どんなお客さんも受け入れなければいけない、これもよく考えると私の価値観ではありませんでした。
 自分にとって何が大事な価値観か、考え続けていきたいですね。

結論:他人が決めた基準に従っても幸せにはなれない


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