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売りたいものを売るのではなく、買いたい人を探すのが先:カーマスターズ4を見て

私は「カーマスターズ」というネットフリックスで見られるリアリティ番組が大好きで、つい最近シーズン4が始まり、歓喜しています。

 内容はというと、カスタム・レストアが得意なカーショップ「ゴッサムガレージ」に密着したもので、ボロ車を入手してレストア&カスタムで価値を上げ、売却もしくは、より価値の高いレストアベース車に交換、より大きな額の取引を目指すというもの。社長も従業員もみんなキャラが立っていて面白いんですよね。
 トライアンドエラーや予想外の展開、トラブル、予想を上回る大成功などなど、ドラマまみれで飽きさせない内容です。
 で、今回のシーズン4で彼らが金銭的に大きな失敗しているエピソードがありました。非常に珍しい車両を手に入れ、結構な費用を掛けてカスタムしたにもかかわらず、需要がなさ過ぎて大損価格で売らざるを得なくなるというもの。実は彼らはこの手の失敗を何度かしています。

 なぜ同じような失敗を繰り返すのか?ものづくりをしていると、「自分が考える価値とそれの市場価値が乖離していること」に気づかないからかもしれません。
 ものとしての価値が高くても、欲しい人がいなければ高い価格は付きません。逆につまらないものでも欲しい人が多ければ、高い価格が付きます。
 そして、売るためにいちばん重要なのは「欲しい人を先に探し、それから商品を用意する」ことなんだそうです。
 これまた同じくリアリティ番組の「億万長者への道」という作品内で億万長者が語っていたことです。なので、間違いないかと。

 欲しい人を見つけて、それの相場がわかっていれば、相場以下で仕入れさえすれば絶対に儲かる。というかそれがビジネスの本質で、確実な成功の法則とのことです。まあ、言われてみれば当たり前ではありますね。
 それを踏まえると、ほしい人がいくらで買うかを考えずに商品を用意してしまったことがゴッサムガレージの犯した失敗の本質だと思われます。

結論:こだわりの逸品も買う人がいなければ価値が生まれない(高く売れない)

 


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