みんながより安くを求めると
良い記事があったのでシェア。「最安値を求めてネット検索」が不幸につながる訳。いいタイトルですね。
著者さんの自分語りと水増し文が多いので要約しました↓
半世紀前は「付き合い」とか「義理」ってものの優先順位が今よりずっと高かった。
会社を辞めてフリーになって会社が経費を負担してくれていたことを痛感した。
それゆえ、経費を切り詰めるために、1円でも安いところをネット検索で探す様になった。
すこしでも安くと、みなが合理性を突き詰めていけば、その先には買いたたかれる自分がいる。
合成の誤謬というやつですね。個人単位で少しでも安いものを求めることは合理的ですが、社会全体がそうなった時デフレになり、社会全体が損をする結果になります。
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロの世界では、必ずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E6%88%90%E3%81%AE%E8%AA%A4%E8%AC%AC より引用
ネット普及以前、近所のお店しか選択肢がなかった時代は、比較対象がなかったため、きっちり利益の乗った商品サービスを購入するしかありませんでした。しかし、ネットの普及で無限に競合が発生すれば、競争の果てに利益を削る最終手段に出るしかありません。
これからの時代、競合がない状態はあり得ないので、せめて比較できない商品サービスを模索していくべきだと思いました。自転車屋にとって、競合と比較できない価値とはなにか?たまに考えるのですが、ぜんぜんいい答えが出てきません…。
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