自分が変わったきっかけはブルゾンちえみの完コピ披露。変わり”続ける”ためのポイントとは。
熊本大学3年生の時に休学し、就労移行支援事業所の立ち上げを行った後スタートアップで働くさわーさんに、自分が変わったきっかけを聞いてみました。
ネオンアカデミーの同期として出会ったさわーさんはみんなの妹として、愛されつつも、講義で学んだことを実際の業務でアウトプットするなど、誰よりもネオンアカデミーでの学びを自分のものにしようとしている印象を受けました。
自分自身も学びをもっと生かして、自分を変えていきたいと考えていたのでお話を聞いてみたのですが、ギアを入れるポイントを掴めた気がしたので、さわーさんのこれまでの人生と合わせて記事にまとめてみました。
なんとなくもやもやしていて、変わりたいけどどうしたらいいかわからない。と悩んでいる方にぜひお読み頂きたいです。
さわーさんのプロフィール
今の行動力につながったある出来事とは。
ーー学生団体や長期インターン、合唱部の活動など、人前に出るアクティブな方なのかなと思いましたが、幼少期から明るい性格だったんですか?
さわー:実はもともとは引っ込み思案で主張しない性格で、学校でも前に出るタイプではありませんでした。ただ、中学生のときにブルゾンちえみのネタの完コピを披露したことがあり、その時に恥ずかしいことなんかないな。と一皮剥けました。
ーーブルゾンちえみが自分が変わったきっかけってかなりインパクトがありますね!
さわー:ですよね。今振り返ると自分でもそう思います。そこからやりたいことをやってみようと思い、もともと歌うことが好きだったので、高校になって新しく合唱部を作ったり、留学に行ったりするなど、アクティブに活動していました。
さわーさんの大きな挫折と次の変革が起きた、大学時代。
ーー大学に入ってからもそのままアクティブに活動をしていたんですか?
さわー:実は、ちょうどコロナが来たこともあって、1年間何もできなかったんです。でも、ある時東京で自分で事業を起こしている方や、企業で働いてる大学生に出会うことがあり、自分このままで大丈夫かなと思って、友達と一緒に高校生のキャリア支援を行う学生団体を立ち上げました。
ーーその団体はどのような活動をしていたんですか?
さわー:高校生のキャリア教育を支援する団体です。自分が高校生の頃、どんなキャリアがあるのかや仕事のイメージって特に地方では知る機会が少ないなと思うんです。
そこで大人ではなく、斜めの存在として大学生である私たちがサポートすることで、高校生にとっての一つのきっかけになればいいなと思い、始めました。
ただ、それだけだと満足しきれなくて、キャリア支援団体の活動を通じて知り会った方から紹介してもらって、精神・発達障害を持つ方への就労移行支援事業所の立ち上げリーダーにチャレンジしました。
人のキャリアやマイノリティの方のキャリアには以前から興味を持っていて、自分としても挑戦したいことでしたし、かなり業務範囲も広かったので、休学して事業の立ち上げを行いました。ただ、自分のキャパを超えてしまい、精神的に病んでしまったので半年でやめてしまいました。
ーーそうだったんですね。
さわー:そのときはたしかに落ち込んだのですが、その経験をきっかけに、人の働き方や働く環境は大事だなと、それを支えられるような仕事に就けたらいいなと思うようになりました。
さわー:まずは、外の世界を見ようと思って、いろんなところに旅に出ました。
国内だと東京・北海道(札幌・小樽)・福岡(福岡・北九州)・長崎・鹿児島・大阪・京都・広島・山口・石川(金沢)・長野(長野・東御・松本・諏訪)
国外だとベトナム(ホーチミン)・マレーシア(クアラルンプール)・韓国(ソウル)
と、いろんな土地を訪れたり、いろんな人に会って自分のロールモデルとなる人にも会えたので本当に良かったです。その後どうしようと、学生団体の時からお世話になっていた方に相談したところ、うちで働いてみる?と言っていただき、株式会社エルボーズで働くことになりました。
ロールモデルとの出会い。
ーー半年時間があって、とにかく外に出る選択にもアクティブさを感じますね。エルボーズはどのような事業をしているんですか?
さわー:エルボーズは「“誰と、どこで、何をするか”を、もっと自由に。」をミッションにWEBサイトやアプリの受託開発をしている会社です。その中で私は伴走型オンライン開発チームを企業に提供する「ATTEND Biz」のマーケティングを担当しています。展示会に出展したり、メルマガの配信ツールの導入から行い、メール配信したり、LP作成したり、架電したりと。とにかくなんでもやっています。
ーーかなり幅広い業務を経験されたんですね!働き始めて、半年がたったと思いますが、最初と比べての変化はありますか?
さわー:「会話ができるようになったこと」ですかね。具体的に言うと仕事をする上での会話ができるようになりました。会話ができるって当たり前に思いがちなのですが、最初は打ち合わせに入らせてもらっても、何を話しているか全然理解できなかったことも多かったんです。
でも、最近は理解できるようになってきて、例えば後輩が何に困っているか先回りしてフォローできるようになってきているので、半年前の自分と比べたら進化できているところはあるのかなと思います。
ーーその悩みすごく共感できます!きっと同じような悩みを感じている人も多いと思うのですが、それってどうやってできるようになったんですか?
さわー:トライ&エラーを繰り返したことですね。
知識のインプットを自分ですることはもちろん、上司からのフィードバックをもらったときに、なんでそう言われたのか?や次どうしたらいいかを考えて、こんな行動をしたら、こうなるだろうな、実際にやってみたらこうなった。といった仮説をもって行動してその結果を振り返るPDCAを回したことで、できるようになってきたと思います。
その際に上司が丁寧にスタンス的なことも含めてフィードバックをくれるので、PDCAを回しやすいこともありますね。
ーーとっても素敵な環境で働かれていることが伝わってきます!その上司の方はどんな方なんですか?
さわー:仕事のスキルだけではなく、スタンスの面も教えてくれたり、仕事以外でも、自分のキャリアに関しても相談に乗ってくれるので、自分にとってのロールモデルのような存在です。
直属の上司以外の社員さんもインターン一人に対して会社の利益以上に自分のキャリアを考えてくれて、この会社で働けて本当に良かったなと感じています。
あと、うちの会社はあったかいな〜と思った瞬間があるのですが、子育てをしている方が、お子さんに関する悩みをSlackで相談したときに、取締役から社員までいろんな方が真剣に回答を送っていて、仕事以外のことも含めて、親身になって考えてくれる人がいる良い会社だなと思っています。
これから目指したい姿とは?
ーーさわーさんがエルボーズが好きなことがとても伝わってきます!これからチャレンジしたいことはありますか?
さわー:仕事の内容や事業理解、業界理解がまだ足りないとおもっています業務については話せても、マーケティングの全体像や事業に関する知識は不足しているので、経営者と話してどんどんインプットしていきたいです。
任せられている範囲のことはわかっていても、なぜそれが必要かであったり、大きな役割から考えられるようになれると、もっと自分ができる業務の幅を広げていけるのではないかなと思っています。
また、ディレクション能力はどんなプロジェクトでも必要だし、自分としても向いていると思うので、今入っているネオンアカデミーを通じて、学んでいきたいです。
余談なんですが、昔からけんかの仲裁をすることが多くて、ディレクターはけんかとは言わなくても、クライアントとデザイナーやエンジニアとの間を取り持つような仕事なので、きっと昔から得意なんじゃないかなと思っています。
ーーありがとうございます。けんかの仲裁が得意って面白い特技ですね。
最後に、これから新しいチャレンジをしたい方に向けて一言お願いします。
さわー:飛び込んじゃえば、1回事故るけど、どうにかなる。
良い大人に相談することから始めてみてほしいなと思います。
ーーさわーさん、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。自ら行動を起こし、変革を起こしていくこと。東京の大学生と会ってさわーさんが感じたように、きっとさわーさんの周りの方も彼女の行動力に触発されて、自分も動かないと!と思った方も多いのではないでしょうか。
さわーさんのお話を聞いていると、自分のキャパを少し超えるところに飛び込んでみて、着実に自分のできることを増やしていく。その積み重ねが変わり続けるポイントなのではと感じました。
どうやらこれから新たなチャレンジもするそうです。さわーさんの今を知りたい方は、SNSをぜひチェックしてみてください。
ありがとうございます。すごくすごくうれしいです!