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暴走する正義感

SHO+XENONです。

不正選挙疑惑については、新たな話題が山程出てきております。
郵便の不正を告発するホイッスルブロワーの存在も出てきました。

なんと台湾からの報道で、中国の配送会社が郵便投票に絡んでいたとも。
本来は規定の方法で送られた郵便投票でしか受け付けられないはずなのに。

そればかりか、統計的に通常ありえないデータまで出てきました。
ジュリアーニ元NY市長も証人を揃えて訴訟しまくるようです。

ですが、今日はそっちの続報よりも、
それを眺める側の姿勢について、思うことをつらつらと。

立場を考慮せずに攻撃する兵士たち

Twitterを眺めていると、まあ面白いくらいに盛り上がっています。
不正投票疑惑について熱く語る者、証拠を示そうとする者、
逆にそれを否定する者、関係ないはずの日本の例を持ち出す者、
それはそれは色々です。

ただ、ここに来てちょっとヒートアップし過ぎているように思います。
特に、トランプを熱烈に応援する人たちが。

例えば先日の菅首相のツイート。

これについて、それはそれはたくさんの批判がありました。
曰く、「不正選挙を認めるのか」とか、「まだ勝負はついていない」とか。

気持ちはわかります。
ただ、菅さんがこういうつぶやきをするのは「仕方ない」と思います。

菅首相は一国の指導者として、常に現実問題として向き合っています。
それも、日本という世界屈指の超大国の1つの指導者として。

菅首相が仮に本心でバイデン新大統領の誕生を祝っていようが、
逆に不正選挙の末の不当な地位だと内心で腐していようが、
日本の代表として、無責任なことをするわけにはいかないのです。

まず、現時点では不正選挙が100%確定しているわけではありません
100%確定とは、例えば確たる証拠が認められて法的に決着がつくなど、
誰の目から見ても否定のしようがない結果が出ている状態です。
現時点ではまだその有無を争っている状態です。

その状態である以上、事実として確定しているのは、
バイデン候補が選挙で数字上多くの得票を得て過半数の選挙人を確保した、
それだけです。

この時点で、超大国の指導者が不正選挙を口にすれば、
アメリカの国民の意思を勝手な判断で認めないということになります。
一国の指導者としてすべきことではありませんし、
まして同盟相手である国家がすべきことではありません。

そのことを、ちょっとは分かってやれよと思うのです。
仮にもトランプという偉大な指導者を支持したいのであれば。
あるいは菅首相という我らの指導者を支持したいのであれば。

冷静になってよく考えてみるべきです。
まだ【たかが】ツイートしかしていません。公式宣言ではありません。
まだ大統領と呼んでいませんし、当選という言葉も使っていません。
一般的な要人にだって同じ言葉をかけても違和感ありません。

いろんな意味で、ちゃんと結果が出るまでは、落ち着いて欲しいです。
自分たちの行いがむしろ正義の足を引っ張るかも知れませんから。


味方を撃ちまくる兵士たち

特に日本では保守論客と呼ばれる方々が多く、
今回のトランプの敗戦を残念がっていたり、
不正選挙について積極的に言及していたりします。

特に個人的には、渡邉哲也氏や藤井厳喜氏、門田隆将氏などが、
積極的に不正選挙に触れている印象です。

そんな中特に、KAZUYA氏、上念司氏、ケント・ギルバート氏らに対し、
かなり攻撃的に食って掛かる人が増えてきている印象です。

何故彼らが攻撃されているのかというと、
やや不正選挙への言及から距離を置いているように見えるからです。
また、「トランプの敗北」を受け入れているようにも見えます。

例えばKAZUYA氏ならこれ。

上念氏ならこれ。

ケント・ギルバート氏ならこれ。

これについても、噛み付く前に一度落ち着いて考えてみましょう。

何度も言っていますが、不正選挙は現時点で確定していません。
現状確定していることだけで考えれば、
トランプ再選の可能性もまだある一方で、
順当にバイデン新大統領になる可能性は充分に高いのです。

このままトランプの勝利・再選に全振りしたとして、
もし「正義は必ず勝つ」という「望ましい展開」にならず、
バイデン新大統領が確定した時、どう振る舞うのでしょうか?
その可能性は現時点では決して低くないんですよ?

理想の展開になることが決まっているわけではありません。
そうなることがどれだけ望ましいと思っていてもそうならないことは、
人生を生きていたら何度も経験しているはずです。

その可能性も踏まえた時、「冷静に客観的に判断すべき」と考えることや、
「バイデン新大統領になった時のその後のこと」を考えることは、
至極当然のことではないでしょうか。

思っていた方向と違う結果になった時に、
そうなってから慌てたり嘆いていたりしても全く無意味です。
ならば今のうち備えておこうとする方がよほど建設的ですし、
未来に様々な可能性を繋ぐこともできます。

かつて関ヶ原の戦いにおいて、真田家は敢えて東西両軍に分かれることで、
どちらが勝っても一族が残るように図りました。
同じように、同じ立場であろうとも敢えて他と違う方向性を取ることで、
結果がどう転ぼうがダメージにならないようにすることも大事なのです。

いわゆる保守陣営、あるいはトランプ側としても、
立ち位置が個人個人で多少違うことは何一つ悪いことではありません。
それに第一、敗北を受け入れる心の準備をしたからといって、
誰一人としてトランプ支持をやめたわけでもありません。

むしろ、様々な視点を持っていた方が良いのです。
あまりに視野も画一化されると、死角が増えるものです。

彼らは変節したのではありません。
ですから、味方を撃つのはやめましょう。


どう振る舞うべきか

様々な発信があることで、色々惑わされるかも知れません。

見たい情報だけを見、信じたい情報だけを集めることはやめましょう。
自分の考えとは逆の情報にも触れるべきです。

その上で、新たに手に入れた情報を、
自分の集めた情報と照らし合わせることが大事です。

そういう見方もあると知るだけでも、自分の視野が広がります。
何故そう思う人がいるのかが分かるだけでも、
考えの選択肢が増えていきます。

その上でできるだけ、誰の目から見ても疑いようがない情報を探し、
それを元に自分の考えを構築していきましょう。


以上、言いたい放題言ってお腹が空いたので、
昨日作ったカレーの残りを食べたいSHO+XENONでした。


余談

やっぱり虚構新聞面白い。


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