「は」と「わ」の使い分けができない人わ苦手だは😅

 このタイトルを見て、無性にイラッとした方とはお友達になれると思う。今回は日本語のお話です。

 Twitterのように気の抜けたSNSを使っていると、日本語の間違いや誤字・脱字なんて珍しいものではない。接続助詞を重ねて使ってしまったり、「頭痛が痛い」などの意味が重複する文章を書いてしまったりする人も多い。ここで用いた「たり」も並列の場合は二回使うのがルールであったりと、日本語はとても複雑だ。間違えるのも仕方がない。私も日本語を間違えることは多々ある。特に長文だと尚更だ。

 ただ、俳句や短歌を趣味とし、言語を専攻する私にはどうしても許せない言葉遣いがある。それは「は」と「わ」の間違いだ。ネタならいい。ギャルの言葉を真似て「今日ゎ……」といった使い方をするなら問題ないのだが、ナチュラルに間違っているのはかなりキツい。そして終助詞の「わ」を「は」にしているのもかなり苦手だ。断定をやわらげる効果を持つ終助詞の「わ」を「は」にして「だは」で終わる文章を見る度に、脳内にはぼんやりと「眠眠打破」が浮かぶ。

 これは生理的なもので、間違った使い方をしている人を咎めたい訳ではない。ただ、今までカッコイイな……と思っていた人がこの間違いをするだけで冷めてしまうことは間違いないだろう。

 この話を先日の友人との呑みで語り、盛り上がった。 人によって苦手とするものは様々なので、色々な人が見るTwitterの文章くらいは気をつけたいものである。日本語的なミスだけではなく、「お前」と呼ばれてイラッとしたり、「その言い方ってどうなの?」と思うことがあったりもする。要するに、こう言ったら相手がどう思うか、という思いやりが大切だと思った。無難な結論に着地できた。よかった。

 まぁ、あまり日本語についてとやかく言うと、自分の首を絞めることになりかねないのも、また事実である。人に一度指摘した内容を自分で間違える訳にはいかない。明らかなミスは人に伝えるタイプなのだが、あまりそれをやり過ぎると自分が間違えた時に恥ずかしい。でも、その場で指摘される恥ずかしさより、一生日本語を間違えて生きていく方が恥ずかしいと個人的に思うので、私の文章におかしな点があれば、ぜひ教えていただきたい。こっそりね。

 そういえば、苦手な日本語がまだまだあった。そのひとつが「仕事」を「志事」と書いたり、「頑張る」を「顔晴る」と書いたりする、あれだ。ビジネスの場や自己啓発セミナーで時たま目にするこの言葉たちを、私は個人的に「ゾワゾワ言葉」(目にすると背筋がゾワゾワするから)と呼んでいる。この前見た「ありがとうご財増す」には本当に驚かされた。正式名称はなんというのだろうか。あれをなんと呼ぶのかご存知の方は教えてほしい。

 それでわ、読んでくれてありがとうご財増した!皆さん、明日もお志事、顔晴ってください!😁

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