見出し画像

大分の国宝・城跡巡り その➁ ~臼杵城下町散歩~

臼杵摩崖仏からタクシーで臼杵駅方面に戻り、途中下車して臼杵の城下町を散策します。

臼杵市の観光ポスターなどでよく見かける二王座歴史の道や旧臼杵藩主稲葉家下屋敷そして臼杵城跡などの見どころがあります。2022年9月

※この記事は前回の続きです。前回をお読みでない方は下記のリンクからどうぞ。

■このnoteを書いている人:sho
日本の歴史・文化・自然・世界遺産、国宝、(続)100名城、日本遺産、建築、町並み、旧街道、映画、日本酒、折り畳み自転車などに興味があります。京都/奈良/横浜/鎌倉/江の島などなど…。

■二王座歴史の道を歩く

二王座歴史の道 入り口付近

臼杵摩崖仏からタクシーに乗り二王座歴史の道の入り口となる田町付近でタクシーを降ります。ここから二王座歴史の道を歩きます。

※三重塔のある龍原寺でタクシーを降りた方がよかったかもしれません。ここは反省点です。

カフェ・デリカッテ

この付近にある「カフェ・デリカッテ」は、タクシー運転手さんの話しでは俳優の斎藤工さんのお母さんが経営しているとのこと。残念ながらこの日は休業のため中に入ることはできませんでした。

■カフェ・デリカッテ
所在地:臼杵市二王座131
電話番号:090-6346-9293

*****

二王座歴史の道 切通し

二王座は阿蘇山の火山灰が固まってできた丘で、これを削って城下町に道を通しました。特に上の写真の旧真光寺前は「切通し」と呼ばれ、観光ポスターなどでもよく見る臼杵を代表する景観となっています。

この日は傘をさすほどでもない雨が降ったりやんだりといった天候でしたが、雨でしっとりとした路面に風情が感じられ、この切通しはむしろ雨がよくお似合いのようです。

また、旧真光寺は無料の「お休処」となっていて、だれでも自由に休憩できます。

生活雑貨の店 YUMEYA KAI
旧稲葉家長屋門

旧稲葉家長屋門は、江戸時代藩主稲葉家の分家の長屋門で、藩の重臣にしか許されなかったものです。こちらも二王座歴史の道の見どころの一つとなっています。

二王座歴史の道の建物
辻井戸

二王座歴史の道を抜けると「辻井戸」に出ます。ここはロータリーになっていて、臼杵市街の中心地。ここからは左に進みます。

写真はありませんが、右手に臼杵市観光交流プラザを見ながら歩いてその先の信号のある交差点を左に進みます。

※臼杵城跡の続100名城スタンプはこの観光交流プラザにあります。スタンプラリーをしている方は忘れずに。

■臼杵市観光交流プラザ
所在地:臼杵市臼杵100
電話番号:0972-63-1715
定休日:なし 年中無休
※無料レンタサイクルあり

■稲葉家下屋敷と旧平井家住宅

稲葉家下屋敷 門

稲葉家下屋敷は、廃藩置県によって東京に移転した稲葉家の臼杵での滞在所として、明治になってから建てられたもので、武家屋敷の様式を残す住宅です。

稲葉家下屋敷 庭園

稲葉家下屋敷の奥には旧平井家住宅があります(下の写真)。

旧平井家住宅

旧平井家住宅は、稲葉家別邸に隣接している江戸時代の建築様式を残す上級武士の住宅です。

実は列車の時刻の関係上、ここはほとんど立ち寄っただけという感じで、帰りがけに受付の方に「もう帰るんですか」と言われたくらい、超高速での見学(むしろ素通り)でした。今度来る機会があったらもっとゆっくりしたいものです。

■稲葉家下屋敷・旧平井家住宅
所在地:臼杵市臼杵6-6
電話番号:0972-62-3399
入場料:大人330円、小人160円(臼杵市民は無料)
定休日:なし 年中無休

■横から入った臼杵城跡

臼杵城跡 入り口

旧稲葉家住宅・旧平井家住宅を出て臼杵城跡入り口に到着しました。普通であればここから登城するところですが、通路が危険のため通行止めとなっており、左方向に大きく迂回しての登城となりました。

そのため、登城通路の途中にある「畳櫓」「井楼櫓跡」に行くことはできませんでした

臼杵公園広場

臼杵城は、大友宗麟が1556年に築城し、島津氏の軍勢に囲まれるも堅牢な守りで持ちこたえました。周囲が埋め立てられる前は「島城」だっととのことです。

大きく迂回して登城したため、城跡内の中央部に到着しました。広場では「元気な人たち」がゲートボールの真っ最中です。

城跡内を歩き、臼杵護国神社前を通り、大門櫓は内側を遠目から見ること留めました。

臼杵護国神社
大門櫓 内側を遠目から

大友宗麟公の碑や「佛狼機(フランキー)砲」、別名国崩(くにくずし)(複製)を見て先ほどの広場を通り過ぎると、通路が狭くなり左右に空堀があります。

大友宗麟公の碑
「佛狼機(フランキー)砲」 別名国崩(くにくずし)
臼杵城跡 空堀

それほど大きな城跡ではないのでそろそろ城跡めぐりも終わりに近づいてきました。

天守櫓跡

天守櫓跡の写真を撮影したら、卯寅稲荷神社前を通って鳥居をくぐりながら階段を下ります

鳥居の向こうには卯寅門口櫓、その向こうには臼杵の海が見えています。

卯寅門口櫓

平地に下りて井戸の前を通り臼杵市老人憩いの家の脇を歩くと、臼杵城跡卯寅口となります。

臼杵城跡 卯寅口

■臼杵公園・臼杵城跡
所在地:臼杵市臼杵
※入場自由

■最後に

臼杵摩崖仏から臼杵市内に戻り、臼杵の見どころをめぐりました。いつものことですがなかなかゆっくり観光する時間がなく、どうしても駆け足になってしまいます。

そして、この日は平日だったので、臼杵郵便局で風景印をもらうつもりでした。忘れないようにスマホに通知までしていたにも関わらず、慌てていたせいかすっかり忘れてしまいました。

「大分の国宝・城跡巡り その③」へは以下のリンクからどうぞ。

SNSアカウント
■ウェブサイト
https://www.shonan-kamafuchi.com/
■ツイッター
https://twitter.com/sho_kamafuchi/
■インスタグラム
https://www.instagram.com/sho_kamafuchi/

ありがとうございます!ホッピーを買おうと思います。