みなし労働時間制とみなし残業(固定残業代制)の違い
いわゆるみなし残業といわれるものには2種類あり、混同されている方も多いかと思います。今回はその違いを書きます。
みなし残業=固定残業代制とは
固定残業代制とは、毎月ある程度の残業をしたものとして、固定の残業代を支払う制度のことです。例えば【毎月30時間の固定残業代として、8万円を支給】というものです。この場合、残業しようがしまいが、基本給に加えて毎月8万円の支給があります。
固定残業代精神の注意点は、2つあります
みなし労働時間制とは
「事業場外みなし労働時間制」「専門業務型裁量労働制」「企画業務型裁量労働制」の3つに分けられます。
【事業場外みなし労働時間制】
訪問先などの社外(事業場外)で働く仕事で、労働時間の計算が難しい場合に、所定労働時間分働いたとみなす制度です。
【専門業務型裁量労働制】
デザイナーやシステムエンジニアなど特定の19の業務について、業務遂行の手段や時間配分などに関して会社が具体的な指示をしない場合、実際に働いた時間にかかわらず、労使協定で定めた労働時間を働いたとみなす制度です。
【企画業務型裁量労働制】
事業運営の企画、立案、調査及び分析などに携わる業務に適用されます。
みなし労働時間制の注意点は2つあります
それぞれの特性に注意しながら、企業側は労働者のメリットをしっかり考えて制度設計しましょう!
しょーじん
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