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将棋JK日記#11(7日目)〜大会前日〜

前回までのあらすじ

将棋教室に入った2人のJK。
最初はおそるおそる参加していたが
徐々に自主的に取り組むようになる。
学校のテストで教室への参加を見送っていたが、
はじめての大会参加を決意する。

久しぶりの練習

テストも終わり、大会が近づいてきました。
そろそろ来るかな〜と思った矢先に

B「あ!」
私「おう!」
B「こんにちは!この後行きます!」
(道端で偶然すれ違いました)

A「こんにちは」
私「こんにちは、テストは終わったの?」
A「終わりました」
私「どうやった?」
A・B「…..」

芳しくなかったのかな?
お互いに顔を向け合い、困った様子。
興味本位でテストのことは聞いていけないようです

本番に向けて

将棋のルールは教えた。
駒の損得も一応教えた。
詰め将棋も練習中。
しかし、これだけでは将棋はできません。

私「今日は大会形式でやってみようか」
A「どうやって始めるのですか?」
私「あら。そこ教えてなかったね、振り駒ってわかる?」
A・B「わかりません」
私「どちらかが歩を5枚振るんだよ。振ったとき、表が多ければ振った方が先に、裏が多ければ振ってない方が先に動かすんだよ。」
B「私やってみていい?」
A「いいよー」
(カシャカシャカシャ)
B「たった!たった!」
(めっちゃ楽しんでる)
私「この場合は表2枚、裏2枚だからやり直しだね」
(カシャカシャカシャ)
B「この場合は?」
私「本当は重なっている場合は、重なっている部分はノーカウントなのだけど、ずらして表と裏の数を数えるのが一般的だね。なので、表が3枚、裏が2枚でBの先手だね」

振り駒で楽しめるのは将棋を楽しむセンスがある気がします。
振り駒の方法については、ローカル的に3枚で振るとかいろいろあるようです。

対局開始

いよいよ対局が始まりました。
対局には「対局時計」を使います。
自分が指せば、時計を押す。
そうすると、自分の持ち時間は止まり、相手の持ち時間が減っていきます。

対局を進めていくと、
Bが時計を押し忘れています。
Aが、押してないよー
Bが、ほんまやー(ポチッ)

しばらくすると、
Aが、あれ?押してない!?
Bが、ごめんごめん

このようなやり取りを何度か繰り返していました。
対局時計は慣れるまでは難しいのかもしれません。

本番では相手は教えてくれませんので、注意が必要です。


とりあえず1局指してましたが、
ちゃんと将棋になっていた!攻めたり守ったり。成長です。

ただ所々、駒の動かし方を間違えてしまっていました。
明日の大会大丈夫かな?
不安です。

それでも今回は大会に出るという経験を積んでくれたらと思います。
さあ、次回は大会です。どうなることやら….

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