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【高齢者の転倒】介護福祉士過去問解説  第33回-問題75 〜生活支援技術〜 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「高齢者の転倒」です。

noteの投稿だけでなく、youtubeでも投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!

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どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

↓前回の記事はこちらから!↓


問題

問題 75 高齢者の転倒に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。
1 介護が必要になる原因は,転倒による骨折(fracture)が最も多い。
2 服用する薬剤と転倒は,関連がある。
3 転倒による骨折(fracture)の部位は,足首が最も多い。
4 転倒の場所は,屋内では浴室が最も多い。
5 過去に転倒したことがあると,再度の転倒の危険性は低くなる。

正解

⭕️ 2 服用する薬剤と転倒は,関連がある。

解説

高齢者の転倒の主な原因
・加齢による身体機能の低下
・病気や薬の影響
・運動不足 など


薬と加齢による身体の変化の関連性について
・薬物が体内に蓄積しやすい
・薬の感受性が大きい
・複数の薬による身体への影響リスクが高まる


薬の副作用(筋力低下やめまい、認知機能の低下や混乱など)が生じやすくなり、転倒リスクが高まる


他の解説

解説 × 1 介護が必要になる原因は,転倒による骨折(fracture)が最も多い。

2019年の国民生活基礎調査
高齢者の介護が必要となった原因
第1位 認知症
第2位 脳血管疾患(脳卒中)
第3位 高齢による衰弱

第4位 転倒・骨折

解説 × 3 転倒による骨折(fracture)の部位は,足首が最も多い。

高齢者に見られる4大骨折
・上腕骨近位端骨折
・橈骨遠位端骨折
・大腿骨近位部骨折
・脊椎圧迫骨折

解説 × 4 転倒の場所は,屋内では浴室が最も多い。

東京消防庁によれば、およそ6割は自宅

具体的な場所は、居間・寝室、玄関、廊下・・・

解説 × 5 過去に転倒したことがあると,再度の転倒の危険性は低くなる。

現在、65歳以上の高齢者の3人に1人は1年間に1回以上転倒を起こす

転倒した高齢者の50%が再転倒してしまう


おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

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