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【ボディメカニクス】 第34回 介護福祉士過去問解説 問題102 -こころとからだのしくみ- 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「ボディメカニクス」です。

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どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

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問題

問題 102 介護者が効率的かつ安全に介護を行うためのボディメカニクスの原則に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。

1 支持基底面を広くする。
2 利用者の重心を遠ざける。
3 腰がねじれた姿勢をとる。
4 重心を高くする。
5 移動時の摩擦面を大きくする。

正解

⭕️ 1 支持基底面を広くする。

解説

ボディメカニクスとは?
身体の動きや姿勢を効率的かつ安全に行うための原則や技術

身体的負担を軽減するための手段

目的
・腰痛予防
・介助時の安全性・安定性の向上
・介助者と被介助者の身体的・心理的負担の軽減 など

厚労省より、ボディメカニクスについて
1 介助者の支持基底面を広くする
2 介助者の重心を低くする
3 介助者と高齢者の身体をできるかぎり近づける
4 てこの原理を活用する
5 大きな筋群を使う
6 介助者は身体をねじらない
7 水平に移動する
8 高齢者の身体をコンパクトにまとめる
9 ベクトルの法則を用いる

支持基底面を広くする

身体の重心が支持規定面積からからでにくい、つまり安定性が高いため、安全な介護につながる(例えば、バランスが崩れにくい、転倒しにくいなど)

正解


他の解説

× 2 利用者の重心を遠ざける。

介助者と高齢者の身体をできるかぎり近づける

介助者と利用者の身体を近づける、つまり重心を近づけることで、例えば移動の方向性がぶれずに一方向に大きな力が働く

つまり、小さな力での介助につながる

よって、介助者と高齢者の身体をできるかぎり近づける


× 3 腰がねじれた姿勢をとる。

介助者はなるべく身体をねじらない方が良い
・身体をねじると重心がぐらついて不安定になる
・腰痛の原因となる

誤り


× 4 重心を高くする。

介助者の重心を低くする
・膝を曲げて腰を落とす
・脚を広げる


・姿勢が安定する
・腰の負担を減らす


誤り


× 5 移動時の摩擦面を大きくする。

高齢者の身体をコンパクトにまとめる

摩擦面が大きいと?
・大きな力が必要になる
・利用者の皮膚トラブルの原因


移動時の摩擦面は小さくすることが適切

誤り


おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

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