見出し画像

【適応機制】 第34回 介護福祉士過去問解説 問題72 -発達と老化の理解- 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「適応機制」です。

noteの投稿だけでなく、youtubeでも投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!

サクッとキーワードを学びたい→note
詳しく学びたい、オーディオブック感覚で学びたい→youtube

どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

↓前回の記事はこちらから!↓


問題

問題72 Aさん(87歳,女性,要介護3)は,2 週間前に介護老人福祉施設に入所した。Aさんにはパーキンソン病(Parkinson disease)があり,入所後に転倒したことがあった。介護職員は頻繁に,「危ないから車いすに座っていてくださいね」と声をかけていた。Aさんは徐々に自分でできることも介護職員に依存し,着替えも手伝ってほしいと訴えるようになった。
Aさんに生じている適応(防衛)機制として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 投影
2 退行
3 攻撃
4 抑圧
5 昇華

正解

⭕️ 2 退行

解説

適応機制とは?
無意識下において不安やストレスなどから自分の心を守り安定させる働き

適応規制の種類
・抑制      ・代償
・逃避      ・合理化
・同一化     ・置き換え
・反動形成    ・補償
・感情転移

⭐︎キーポイント

・Aさんは、入所後に転倒したことがあった
・介護職員は頻繁に,「危ないから車いすに座っていてくださいね」と声をかけていた。→継続的な行動の抑制
・徐々に自分でできることも介護職員に依存し,着替えも手伝ってほしいと訴えるようになった。→他者への依存


自分の行動したい欲求を継続的に制限させられることで、自分ができることであっても自分でしようとせずに、他者に依存し甘えるような言動がみられる

退行

他の解説

×1 投影

自分の思いや欲求、感情を他者に映し出し、その人がそれを持っていると感じること。

× 3 攻撃

自分の欲求が満たされない時やストレスを感じた時に、自傷行為や他者に対して感情をぶつけること

× 4 抑圧

自分の感情等を無意識に押し込めてなかったことにする働き

× 5 昇華

社会的に認められない欲求などを社会的に価値がある内容に置き換えて欲求を満たそうとする働き



おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?