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33歳を振り返り、34歳を考えてみた ~いつか懐かしむためのメモ~

こんにちは。福井県と滋賀県の二拠点で、地域にいる人、あるものに支えられて生きているショーです。

現代人は毎日やることがいっぱい。常に情報につながれ、自分を振り返ることが難しい日々を過ごしているのではないでしょうか。

と言いつつも、自分自身も「振り返って、未来を修正しなきゃ」と思っている割には、毎日のことに追われて振り返ることができていません。

12月11日は、1年の節目の日。それは誕生日だからです。

今回の記事は、ただのメモ。1年後、2年後、5年後、10年後。
自分自身が振り返って、「あぁ・・・こういうことしてたな」と懐かしがるため。

しかし、せっかく書くので、「今、あなたはなにを考えて、なにをしているの?」と気になっている?!友人にも、この振り返りをおすそ分けしたいと思います。それではいってみましょう。

【33歳(ほとんど2022年)のトピックまとめ】
・子どもが生まれたよ!
・勤めのお仕事は、南越前町観光連盟。
 旅行業と案内所担当だったのが、WEBサイト担当が追加されたよ。
 →途中で断念したけど、プログラミング学んでて良かった。
・滋賀県でも宿をやりたくて空き家を探し始めた。
 →子どもの教育と、子どもがすみ続けたくなる地域にするため
・ドローンの講師始めたよ。
・ファイナンシャルプランナー2級受かったよ!
・玉村屋のコンセプトを大幅に変更したよ。
・町役場から新しい仕事を受け取ることになったよ。
その名も「今庄宿ローカルベンチャー事業」
・宅建試験受かったよ!→2023年に実務研修受ける。
【34歳(ほとんど2023年)にやっていきたいこと】
・地方移住支援サービスの開始
・ブログの再挑戦
・滋賀県高島市での宿とサイクリングガイドの開業

 以上、トピックでした!これを詳しく知りたい方は続いて読んでみてください^^正直、長いです・・・笑
 なので、お時間に余裕がある方だけで、、、


家から車で5分の琵琶湖。

33歳の始まり【2021年12月】

 2021年12月は、今までの人生では全く異なる感覚でスタート。そう、我が子の誕生です。今までは自分ひとり、もしくは自分と同じサイズの人と暮らしてきました。だから極端な話、自分の時間や自分が得たお金は、自分自身で使うことができた。しかし、ここからは自分たちよりも、”小さくて、一人では生きていけない”子どもを守っていかないといけなくなったのです。

 ”いけなくなった”と書くとネガティブに聞こえるかもしれないけども、そうではなく自分自身が選択した”覚悟”の意味合いが大きいですね。

 子育てが始まると、自分がやりたいことが思い通りに進まないことも多くなる。けど、それよりも何倍も”自分の子どもを育てることの幸せ”を教えてもらいました。

自分が企画してきたイベントに救われた【2022年1月】

 12月末に生まれた我が子と、すごくすごく頑張った妻は、年末年始を出産後の入院で過ごしました。妻の子育てが始まっていたけど、コロナの影響で病院に入ることができなかった僕は、いつもとほとんど変わらない年末年始を自分が運営する宿「地域まるっと体感宿 玉村屋」で過ごしました。

 大人になるまでの年末年始は、実家で家族と過ごすことが多かったけど、就職してからは年末年始に実家で過ごすことはなくなりました。あえて、家族と過ごすことはしないけども、なんとなく一人では過ごしたくない。そんな人は僕だけではないはずと思い、うちの宿では、毎年恒例の年越し企画をやっています。

 まさか、これまでやってきたこの企画が、年末年始に妻娘が入院している僕の寂しい年越しを救うことになるなんて思ってもいませんでした笑

 ちなみに、今年2022年 ⇨ 2023年の年越しも企画していますので、誰かと年越しを過ごしたいと思ったら、ぜひお越しください^^


 怒涛の日々と”育児休暇っぽい休み”が始まったのも1月でした。出産後の体がダメージを受けまくっている妻が3時間毎に子どもの授乳。それ以外の時間は寝て体力を回復している時期。そんなときの家事はすべて自分でしていました。今、思うと懐かしい育児な1日のスケジュール▼

 その時に文字を書くのは大変だけど、あとで見直せるのは面白いですね。こんなこともやってたんやぁと、昔を懐かしむ勢いがすごいですが、それもたった1年前の話。

 僕の日々のスケジュール管理はGoogle カレンダーでやっているのですが、Google カレンダーで管理を始めて以来のスカスカなカレンダーになったのもちょうどこの時期。カレンダーはスカスカですが、朝起きたと思ったら、あっという間に1日が終わるという時期でもありました。

少し出かけることができるようになった【2月】

 毎年2月12日前後には「地域まるっと体感宿 玉村屋」の開業◯周年マルシェを毎年開催しています。他の予定は、他の人にお願いしたりしてなんとか調整できても、こればかりは自らの手でやりたい。と言うことで、妻の協力を得て、動きだしたのが2月。

 マルシェの他にも東京や大阪での移住フェアに日帰りで行ったり、、、(特に東京日帰りはきつかったけど、なんとかなることがわかった笑)
 勤めの仕事である観光連盟も土日当番だけ再開したりと、再び動きだしたのが2月でした。イメージ的には4分の3くらいは家にいて、家事と子育て。4分の1は、外での仕事をやっていた感じ。

東京行きの新幹線のお供に。普段は本をゆっくり読んでいる時間をとるのが難しい。。。


諦めていた”学び時間”を再開した【3月】

 実は、2021年の後半で新しい”学び”にチャレンジしていました。それがプログラミング。「ふくいITエンジニア養成スクール」という福井県が支援して通常だと50万円くらい受講費がかかるコースを、自己負担5万円で受けさせてもらえるお得な制度があり、選考の結果、受けることができました。

 このスクールは10月下旬から始まり、11月、12月までは順調に受講できていました。オンライン形式で自分のペースに合わせて、カリキュラムを進めるというもの。この形式は”自分のペースに合わせられる”が「自分で進める力」が問われます。だから、時間にゆとりがあるときは良いんですよね。しかし、12月下旬に子どもが生まれると「子育てに追われて・・・」というのが自分自身への言い訳となってしまい、完全に滞りました・・・。
 福井県が税金を使い、県内のIT人材を育成するというスクールに参加したにも関わらず、カリキュラムを完成できないという申し訳ない展開に。。。
 だから、次の”学び”を進めるのを躊躇してたんですよね、「進めても途中で断念してしまうのではないか」と。

 しかし、ここで諦めたら先に進むことはできない!と覚悟を決め、次に進めたのが、FP技能検定。ファイナンシャルプランナーという「生活とお金」に関するアドバイス業務をする人のスキルの目安となる試験です。
 1年前に3級を取って、そのうち2級にチャレンジしたいと思ってたのですが、なかなか機会がなく踏み出せなかったのです。5月のFP2級試験に向け、受験申し込みをしたのが3月。幸いにして、3級で学んだ知識が頭に残っている時期だったので、「最小限の時間でも頑張ればなんとかなるか」と思い、学びを再開しました。

 また、この年末のITエンジニア養成スクールを受講したおかげで、WEBサイトの基本的な仕組みや言葉がわかるようになったので、学んでいることを途中で断念したとしても、学んだ時間は無駄ではないと実感しているのも、学びを再開できた大きな要因のひとつです。

もーし、FP試験に興味がある方がいれば!
僕はこのテキストで受かりました▼


滋賀県の空き家を本格的に探し始めた【3月下旬~現在】

 昨年の4月に結婚を機に、福井県南越前町と滋賀県高島市で2拠点暮らしをスタート。家族は滋賀県高島市に住み、自分自身は福井県と行ったり来たりと、そんな生活を送っていました。

 だから、家族が住んでいる滋賀県高島市でも宿を始めたいと思っています。なぜなら、宿は子どもが成長する場所としてすごく適していると考えているから。

 僕は京都に生まれ育ち、社会人になったのを機に日本の中心東京へと引っ越しました。そして、その後、岐阜県、福井県、滋賀県と暮らしてきたわけですが、その中で感じた「都会と田舎」の違いは、「多様な人間関係があるかどうか」だと思うようになりました。

 今の時代、日本のどこにいてもインターネットがつながっていれば、情報を得ることはできます。買いたい物もネットで注文すれば、多くは翌日に届きます。それは都会でも田舎でも変わりありません。しかし、田舎ではいろんな人と知り合う機会が少ないのです。例えば、自分が関心を持っているテーマのセミナーなどのイベントに行くと、同じテーマに興味がある考え方が違い人と知り合い、新しいことを知ったり、なにかが生まれるかもしれません。しかし、オンラインではない、現地開催のイベントは集客力や講師の方の居住地・アクセスのしやすさなどを考え、都会で開催されることが多いのです。

 しかし、実際に”人間らしい暮らし”をおくるためにはは、都会よりも田舎の方が僕には合っていると思いますし、そう感じている人も多いと思います。だからこそ、僕は都会に出なくても、人間らしく暮らせる場所で、人と出会える場所を作りたいと思うのです。

 そして、そのように多様な人と出会える場所は、これからの社会を生きていく子どもの子育ての場所としても適していると考えています。田舎にいながらも、いろんな人に出会える面白い場所があったら、この場所で育っていくことを楽しんでくれるんじゃないかなと。


仕事と子育て・家事のバランスをリアルに考え始めた【4月】

 子どもが生まれてからは、リモートワーク+土日の数日だけ出勤していた観光連盟のお仕事も、リモートワークは継続しつつ、週2,3日の出勤が再開しました。

 家を空ける日が増えると、自ずと妻が1日中ひとりで子どもと向き合う時間が増える。誰にも助けてもらえない状況で、”話の通じない生き物”と関わるのは本当に大変なんですよね。僕は正直なところ、大人ひとりだけで子どもと丸1日を過ごしたことがないので、100%理解することはできないですが、妻が寝ている間とか、でかけている間にひとりで子どもを見ていたことはあるので、その何十倍も大変なんだなと思うと、自由に仕事をさせてもらえていることに感謝せねばと改めて思いました。

 それと同時に、仕事に出かけるのと、家で家事や子育てをすることのバランスを模索し始めたのもこの頃です。やっぱり、子どもと過ごす時間も大切にしたいし、仕事は稼ぐためにしなければいけないというよりは、「したいことがあるからする。それがありがたいことに仕事になっている」という状態ではあるので、家事と子育て、やりたいことのバランスをどう取っていくかという話。これについては答えが出ていなくて、今も模索しています。

 そんな中、妻に教えてもらった衝撃的なこと。我が子と過ごせる時間は、ずっと子どもと過ごしている印象がある母親でも計算してみると「約7年6ヶ月分」、家の外に出かけることも多い父親だと、たったの「3年4ヶ月」ということ。

 振り返ってみると、あっという間に過ぎ去ってしまう、我が子と過ごす時間は、自分がやりたいと思うこと以上に大切だと思います。

 だからこそ、自分のやりたいことも大切にしつつ、子どもと過ごせるように、「家でもできる」「子どもと一緒にできる」ようなやりたいことを優先してやっていきたいと考えました。

「また今年も宜しく」と毎年出会える風物詩【6月】

 6月は毎年恒例の梅収穫お手伝い、そしてアドベリー収穫お手伝いのダブル季節のお仕事。

 梅収穫は福井県若狭町の「伏見梅園」さん。2020年から毎年、声をかけていただいて3年目です。そして、アドベリー収穫は2年目。と言っても去年は1回しか参加してないので、ほぼほぼ1年目です笑

 こういう農業のお手伝いって時期が限定されていることが多いです。そして、毎年同じようなメンバーでやるので、「また、今年もお願いします」みたいな感じで毎年シーズンが始まり、「また、来年!」と言ってシーズンが終わる。なんかのプロジェクトチームのような感じなんですよね。〇〇を成し遂げるために集まりました!的な。

 今年は、去年と異なり、子育てもあるので、回数は少なくなってしまいましたが、それでも外で体を動かす仕事があるのはありがたい。いつも、パソコン仕事ばかりしていると体が固まっちゃうので。。。

 とは言え、6月から夏にかけてはいろいろある時期なので、妻にも負担をかけてしまう時期とはなりました。


大学生に教えたいと言ってたらチャンスが来た【6月、8月、9月】

 去年のnoteでも書いたのですが、いつか大学での授業を受け持ちたいと考えています。大学の先生になりたい理由は、明るい未来を作る「幅広い人生選択肢」を伝えたいからなんですよね。

 日本の学校教育は「会社員」や「公務員」など、誰かに雇われて給料を受け取る人材(勤め人)を育てるのに長けています。だからこそ、高度経済成長以降、会社員が多かった時代には、かなり有効な教育だったのです。しかし、時代は変わり、会社員として定年まで勤めるだけが正解じゃなくなった多様な時代においては、勤め人を育てる学校教育の限界がきていると感じています。もちろん、勤め人として生きるのが間違っているわけじゃない。しかし、それ以外の選択肢も知った上で、選ばないと後悔すると思います。

 そういった想いがあり、大学で授業を持ったり、ゼミをしたりして大学生と関わりたいと思い続けていたのですが、そう言っていたら、明治大学でゲスト講師として、お話させていただく機会をいただきました。そして、去年に引き続き、福井県立大学のインターンシップを受け入れる機会をいただきました。さらに「福井県立大学特任講師」という役割をさせていただくことになりました。

 やっぱり、やりたいことを発信していくとジワジワと叶うものなんじゃないかなと思います。

 今はまだゲストという部類だけども、明治大学での授業や県立大学のインターンシップを通して、大学で授業をしたい、ゼミを受け持ちたい思いが強くなりました。なので、これからもじわじわと進んでいきたいと思います。

時代の最先端に関わることの面白さを知った【7月】

 7月からはドローンスクールの講師のお仕事を始めました。なぜそうなったかというと、友人に誘ってもらったから。実は前々からドローンは飛ばしてました。ドローンを飛ばしてるって言うと「ドローンの免許持っているの?」と聞かれるのですが、現在のところはドローンは免許はいりません。正確に言うと、免許や許可申請がいる飛行方法や飛行エリアが定められているのですが、それ以外はいらないことになっています。しかし、最近は法律も厳しくなったこともあり、自分の知識や技術が適切かどうかをしっかりしておきたいと考え、ドローンスクールを受講することに決めたんです。

 そういえば、「ドローンの講師をやってるよ」と友人から聞いたことがあったので、スクール選びについて聞いたら、たまたま「スクールを拡大するために講師を新たに探している」という話になり、あれよあれよと言う間にドローンスクールで講師をさせてもらうことになりました!

 もし、ドローンスクールを受講したいと言う方がいれば、僕に言っていただければ少しだけ紹介割引がされるので、お知らせください^^


 で、そんなこんなでドローンスクールで講師をするようになって感じたのが、”時代の最先端”に関わることの可能性について。世の中の仕事には、「傾斜産業(衰退していく業界)」「当面、現状維持な業界」「これから発展していく業界」に分かれると思います。その中で、これから発展していく業界に関わるのは、わからないことや不安定なことも多いので、大変な部分もありますが、その分、これからの社会を作っていくことに触れられるので、面白い部分でもあります。

 ということで、人生のすべてを発展する業界にふっていくのはリスクはあるかもしれないけど、人生の一部を発展する業界に関わるようにしていくのは新鮮さがあり、人生を楽しめると感じています。今までは発展していく業界に関わることがなかったので、将来の可能性にワクワクする新感覚を感じています。

2拠点の安心感と苦悩のハザマ【8月】

 僕は去年の4月から福井県南越前町と滋賀県高島市の2拠点暮らしをしています。車で1時間ちょっとの移動距離。

 そんな拠点のひとつである福井県南越前町が今年8月5日に災害に襲われてしまいました。そして、その災害により福井県の北側と南側を結ぶ道・線路はすべて通行止め。僕はたまたま8月4日夜に滋賀県に帰っていたので、家族と過ごしていましたが、通行止めになった結果、災害に見舞われた南越前町に戻ることができず。。。

 自分の拠点が複数あることの安心感と拠点になにかがあったときに、その地域だけに住んでいるわけじゃないからこそ、なにもできなかったという苦しみを感じることとなりました。

4年前に提案したことが実現した【9月~現在】

 さかのぼること4年前。現役の地域おこし協力隊だったときに、町役場に提案していたことがありました。それは、今庄宿(玉村屋がある宿場町)で空き家を使って起業する協力隊を募集しませんか?ということ。

 地域おこし協力隊はわりと柔軟な制度で、「こういう内容で活動してほしい」と役場が設定したミッションをもとに人材を募集することができます。ちょうど自分自身が3年間協力隊を経験し、こんな協力隊がいたら町が良くなっていくなぁと思った内容で、提案したのです。しかし、その当時は不採用。「まぁそんなもんだよな」と思い忘れていました。

 しかし、去年末に役場の協力隊担当の職員の方が、やっぱりこういう協力隊がいたら良いよねと上司に提案してくれたのです。結果的に協力隊として募集することにはなりませんでしたが、それでも空き家が問題化している今、それを使って起業してくれる人が町にとっては必要と考えた役場が、協力隊として採用はできないけど、事業として玉村屋に委託するということを考えてくれたのです。

 そんなこんなで、生まれたのが「今庄宿ローカルベンチャー」
地域の課題である空き家を使い、自分で楽しめる仕事を作る人を増やしていくのに貢献していきたいと考えています。

 今年度は、ほぼ終了してしまいましたが、次年度も発展した形で展開していきたいと思いますので、気になる方はメッセージください^^


新しい「旅行」の形態を見つけた【9月~現在】

 滋賀県で新しい宿を始めたいと考えつつも、なかなか人とのつながりがないなと感じていた中、妻に教えてもらった滋賀大学主催のツーリズム講座。
 この講座では、ただの旅行ではなく「ウエルネス」を目的とした旅行を提案できる人材を育てるということでした。ウエルネスとは「よりよく生きようとする生活態度」のこと。イメージしやすいのは、体や心に良いことを旅行でもすると言うことです。例えば、琵琶湖を自転車で一周するというようなツアーがあれば、これは運動になるので、ウエルネスツーリズムの一種となります。

 もちろん、こういう講座内容を学びたかったのもありますが、それ以上に”滋賀県での人とのつながり”がほしかったのが大きな理由。今のところ、福井県では多くの人とのつながりがあり、宿事業を始め、様々なことを上手く進めさせてもらっています。だから、なにかをしたいときに人とのつながりが大切なのは、すごくわかっています。

 しかし、残念ながら滋賀県では、まだまだ人とのつながりが少ないのが事実。こういった講座に参加する人は少しでも共通点があり、今後関わっていくことができる人に出会えるんじゃないかと思い、講座に参加しています。

本来やりたかったことを始める覚悟をした【9月~現在】

 僕が運営している宿「地域まるっと体感宿 玉村屋」は2019年2月に開業しました。ありがたいことに今年で4年目を迎えます。
 そんな中、大胆なコンセプトチェンジを行いました。それは、ただの宿屋を止めて「泊まれる寺子屋」にすると言うこと。

 玉村屋では”地域の日常におじゃまする”を大切に、宿泊されたゲストを地域の方の暮らしへと案内してきました。その中で、ゲストの方々から「学ぶことが多くて、自分のこれからの考え方が変わりそう」といった感想をもらうことが多くなりました。

 玉村屋がある南越前町には有名な観光地はありません。しかし、そこにはそれぞれの暮らしを楽しんでいる人たちがいるのです。だからこそ、ただ素泊まりで滞在するのではなく、地域の人の暮らしを体感してこそ、玉村屋のことや地域のことを好きになってもらえ、リピートにつながると考えています。

 しかし、今までは素泊まりで、オプションで地域体験としていたため、ゲストの半分くらいは、ただ泊まって帰るだけでした。もう半分の地域の人のところにおじゃましたゲストたちの満足度はめちゃくちゃ高い。もちろん、素泊まり+オプションで地域体験にしていて素泊まりがあっても、良いことは良いのですが、もっと地域に関わってもらってこそ”玉村屋らしさ”があるのじゃないかと強く思うようになりました。

 そこで、今年の9月から素泊まりはなしにして「1泊2食体験付き」プランのみの販売に切り替えたのです。もちろん、こういうプランのみにすると言うことは、福井県に観光などの用事で来て、ついでに泊まりたいゲストには来てもらうことができず、宿泊客は減るかもしれません。

 実は、開業する前にも「みんなに体験までしてほしい」と思って素泊まりはなしでやっていく計画を立てていました。しかし、そのときはそこまでゲストを絞る自信がなかったのです。

 そんな開業から3年が経ち、4年目に突入し「もしかしたら、いけるかも?」という自信に変わってきました。

 まずは、1年間この形でやってみたいと思います。もしかしたら、ぜんぜんゲストがこなくって1年後にもとの宿屋に戻しているかもしれません。
 しかし、なにが正解になるかわからない、この変化の時代。まずはやってみることを大切にしたいと考えています。

まとめきれない1年間

 2022年12月11日。朝6時半に思い立って、書き始めたこの”ただのメモ”ですが、誕生日があと2時間をきった今でも、今年にあったことをすべて書ききれたとは思えていません。しかし、どうしても今日中にアップしたかったから、ひとまずはここまで。また、そのうち「これ、忘れてた!」ってなったら追加していきたいと思います。

 「旦那さんが、なんの仕事をしている人か聞かれるのが一番困る」と言っている妻。そう、自分自身でも把握はしているけど、説明しきれないほどいろんなことをやらせてもらっています。きっと、一番そばにいる妻が、把握をできていないのであれば、他の人はもっとわからないはず。だけども、気になってくれている人がいるのではないかと言うのも、このnoteを書き出した理由の一つ。

 今回のこの記事で、何やっている人か大体わかりましたか?それとも更にわからなくなりましたか?

34歳でやりたいこと

 最後に34歳の一年間、2023年でスタートしたいことを考えてみて終わりにしたいと思います。

・地方移住支援サービスの開始
・ブログの再挑戦
・滋賀県高島市での宿とサイクリングガイドの開業

地方移住支援サービスの開始

 他の人と同じような会社員人生を歩んでいた僕自身の暮らしへの幸福度をあげてくれたのは「地方移住」という選択肢。僕自身は地方移住への一歩を踏み出すことが、たまたまできたけど、そうじゃない人も多くいると思います。現状、地方移住の支援を行っているのは自治体もしくは自治体がお金を出している事業者ばかり。自治体にとっては人口が増えれば税制的にも町の活気的にもいいことがあるから移住者を増やしたく、そこに資金を投入しているのです。
 そこで出てくる、自治体がお金をだしているからこその課題は「自分の自治体に移住してもらうことありきな移住支援の提供」ということ。そもそも地方移住とは万人にとって絶対に良い方法とは限りません。移住しない方が幸せな人も多くいるからです。しかし、自治体がお金を出しているからには自分たちのところに移住してくれるようにするための情報しか出していないというのも事実です。
 つまり、今の地方移住支援は、移住者側は金銭的負担がない代わりに、お金を出している自治体にとって都合が良い流れができているということ。これでは、幸せな暮らしの選択肢として満足いく移住ができるかという問題が出てきます。
 そこで、移住希望者が金銭的な負担をする代わりに、その人に最大限メリットがある動きをする移住支援サービスを立ち上げたいと考えています。具体的な方法は検討中。近々リリースできると思います。

ブログの再挑戦

 実は去年の春に「これからはブログの時代でしょ」と地方移住の情報を書くブログを書き始めました。しばらくはしっかりと継続できてたんです。それは、コロナで出勤停止になって時間があったから。

 しかし、出勤ができるようになり、子どもが生まれ、だんだんと更新が億劫になり、最後に更新した今年の春から一切更新ができていません。
 けど、改めて最近、思うんです。僕は自分の知っていることや調べたことを人に伝えるのが好き。文章を書くのも好きということを。
 だから、34歳ではブログに再挑戦したいと思います。このブログを継続するのか、新しく設定するのかは考え中。けど、なんとか再挑戦し、僕の経験が世の中の役にたてるようにしていきたいと思っています。

滋賀県高島市での宿とサイクリングガイドの開業

 これは、このnoteでもちらほら出ている、滋賀県の僕の家がある地域での宿づくりの話。この1年間で6軒ほど内覧しました。内覧したけど、価格が折り合いがつかなかったり、地域の人は歓迎してくれたけど、所有者さんが「宿じゃなくて普通の使い方をする人に売りたい」と言って売ってくれなかったり、購入の申込みをした1時間前に他の人に買われてしまったりと、なかなか前に進むことができていません。しかし、この物件を買うというのも全ては”ご縁”なこと。探しつつも慌て過ぎないということで進めていきたいと思っています。

最後に・・・

 このメモを最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。途中で自分自身も書くのが嫌になったほどの長文note。その文字数なんと約1万1,000文字。いつもは3000字くらいで書いているのですが、それの3倍の勢い。それほどに濃い毎日を過ごさせてもらっています。

 そんな僕のやっていることに様々な角度で関わってくださっているみなさん、ありがとうございます。そして、こんなよくわからない男を夫として選んでくれた、うちの妻にも感謝の気持ちを伝えて、34歳最初のnoteを終えたいと思います。

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