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Mac で日本語入力が遅いのは、たくさんディスプレイをつけていたからだった

Big Sur 以降、いわゆるarm対応OSになってから、macOS上のGoogle Chrome ブラウザでの日本語入力だけが異常に遅くなる現象が出ていました。どうもその原因が判明して解決したようです。

トリプルディスプレイがダメ

なんでやねんて感じですが、iMac へ 4Kディスプレイを2枚追加した状態の時だけもっさりします。なお、次のことをやるとちょっとだけ改善します。

SMC/NVRAMリセット

ハードウェアの構成を変えたときは必ずやりましょうね。

ユニバーサルコントロールを切る

便利というか、急にマウスが行方不明になってびっくりした。iMacというよりも、仕事用の Macbook Proで Google Meetとの相性が最悪。固まるレベル。日本語入力も最悪に重くなる。

気がついたきっかけ

なぜ、そのような結論へ至ったのかについて説明します。
そのきっかけは、お仕事用のMacbook Proでした。このMacbook Proでデュアルディスプレイにすると、明らかに全体の処理が重くなることに気がつきました。このiMacよりも後発で処理性能も高いのに、なぜだと考えたときに行き着いたのが「I/Oバスの混雑」です。

私の使っているモニタは 4K モニタです。iMac は5K ですね。処理性能の高いVideoカードを使っていたとしても、そのバスが共通化されていれば、データの輻湊が発生するでしょう。データがあふれてしまえばどこかに影響が出ます。この辺、ラップトップの方がCPU/Memory/IOバスの輻湊が発生しやすい気がします。

なぜ、IMEばっかり遅くなるのか理解できませんが、モニタ増やしたらきっとどこかに支障出るよなという直感です。iMac と Macbook Pro のハードウェアを具体的に調査したわけではないので、仮説の状態です。

どの程度のものをいくつ接続すると、どの程度輻湊が発生するかまでは計算していませんが、今後モニタをたくさんつけるときには考慮したほうがいいかもしれません。

ということで、仮説検証をしてみようと、次のような実験をしてみたわけです。

シングルディスプレイだとどうか

iMac をシャットダウンして、二つのディスプレイを外します。その後 SMCリセット、およびNVRAMのリセットをしました。その後、フツーに iMac を起動してから Google Chrome で日本語入力を試しました。

特に重かった Twitter や、note.com 、検索バーでの日本語入力をやってみました。普通の速度だな、という実感がありました。

このときは、もしかするとSMCリセットとNVRAMのリセット効果もあるかもしれないと考えていました。ここで、次の実験へ行きます。

デュアルディスプレイにしてみた

1枚だけ接続した状態で、SMCとNVRAMをリセットして起動させました。

普通。

このときも、もしかして SMCとNVRAMリセットしたからじゃないかと思い続けていました。

トリプルディスプレイにしてみた

トリプルにして、また同じようにSMCとNVRAMリセットをして起動させる。

もっさりする。

やはりディスプレイが増えると、遅くなるという仮説は正しかったのかもしれません。ということでデュアルディスプレイに戻してみたら、やっぱりフツーに使える。

やっぱりそういうことなのかな、ということで、デュアルディスプレイ生活にして Mac の購入は先送りにしました。

追記

検証内容に不備があるのではと思いついた方もいらっしゃるかもしれません。

実はその通りで、3台目につないでいるディスプレイ自身に問題があるという可能性があります。Macbook Pro もこのディスプレイに接続するとかなり処理落ちしますし。

ケーブルが悪いのではとも考えましたが、そうなると iMac と Macbook Pro 両方で影響があるのはちょっと考えにくいのです。これらは別々のケーブルでやり取りしていますしね。

とは言え、今はそこまでのことを考えずに、ああこれで良いやということで、この結論で落ち着いています。

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