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[読書メモ] 愛犬家連続殺人 [志麻永幸]
読書メモとして公開するべきか考え込んだ揚げ句、ひとまず本編を有料にして公開することにしました。
九八年八月二十八日、俺は満期三年の実刑を終え、栃木の黒羽刑務所を出所した。逮捕された時の罪名は「死体損壊・遺棄」。そう、俺があの『埼玉愛犬家連続殺人事件』で主犯・関根らとともに人肉をサイコロのようにカットし、人骨を粉になるまで焼き尽くした山崎だ。俺は知っている。まだ世間には知らされていない関根の凶暴な素顔を。その恐るべきやり口を。そして、未だ解決していない数数の行方不明事件の真相を…。たぐいまれなる凶悪殺人事件でありながら、阪神大震災・オウム事件の陰で注目度の低かった『埼玉愛犬家連続殺人事件』。その共犯者が自ら綴る驚愕の書。
ノンフィクション小説の中では、とても読みやすい小説です。
今ではずいぶんと手に入れにくい本となってしまっているようですが、埼玉愛犬家連続殺人事件に関わった人たちの一側面を知りたいということであれば、この小説がその一端を担うことができるでしょう。
実話として考えて、この事件に深く関心と興味がない限りには手を出さないのが吉ですし、この後も読まないほうが良いです。
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