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Obsidian をアウトプットの起点にする

Obsidianの使い方がようやく落ち着いてきたので、久しぶりにObsidianによって得られる体験をみな様にもお伝えしましょう。


Obsidianによる経験は何を生み出したのか

もう1年以上も前の話になりますが、Obsidian とのめぐり逢いによって「執筆する」「アウトプット」という行為そのものが根底から覆された出来事がありました。

それまでEvernoteやnotionを使って情報を溜め込んでいくという行為を実行していましたけれども、溜め込んだ情報を活用したり、それらの情報を組み立てて再利用することを一切考えていなかったんですね。過去の情報を記録しておいて、あとで検索して見つけられればそれで十分じゃないかと、しょっさんはずーーーーっと考えていました。

Obsidianによる経験で感じた事は

Obsidianを使って気がついたのは「これが第二の脳か」という驚きと戸惑いでした。

記録したものを残しておいて、あとで思い出すだけではありません。さまざまな情報をリンクして組み合わせる事で、新たな気づきや発想を得る事をObsidianは後押しします。すべての知識をObsidianへ入れておく事で、後で何かに再利用する事を期待する事ができます。すべてがObsidianへ記録された状態にありますから、自分の脳からは忘れてしまって平気です。

必要な知識を忘れてしまっても平気で、その知識を後で必ず活用できる。これこそが「第二の脳」と言わしめる事かと感動したものです。

Obsidianを使い続けて得られた気づきと学び

第二の脳を準備する上で重要な事は、全ての知識や情報をObsidianへ記録していく事です。複数の場所に点在してしまったものを再利用する事はまだ難しいというか面倒でしょう。一つの場所(=Obsidian)に知識が詰まっているからこそ再利用性を高められます。Obsidianへ詰め込まれた知識をタグやリンクを使ってつなぎ合わせていってから振り返る事で、新たな気づきを得られます。

ホントの本当の理想としては、さまざまな場所に点在していたとしても、それらをピックアップして組み合わせて再利用できる事が嬉しいんです。Obsidianをただのインターフェイスとして、さまざまな場所にある情報と知識へアクセスし、自分の知識として再利用できる事が望ましいです。

また、私はメモを手書きでとる習慣があります。第二の脳を今の時代にふさわしく作り上げていくには、デジタルツールの活用が不可欠です。

デジタルだけでも情報が点在してしまうのに、アナログまで使っていたら、どうやってこれらをまとめていくのかは大きな課題です。

ですから、どのような情報も第二の脳として再利用したいものは、どこか一つの場所へ整理してまとめていく事が不可欠だろうと考えました。現時点では。

実際にObsidianで何を行ったか

その結果がObsidianをアウトプットの起点にする事です。インプットたるメモや気づきまでもObsidianにする事は難しいでしょう。特に私はメモはアナログで取る事がほとんどです。これらインプットを元にZettelkasten で言うところのPermanent Note を作るためにObsidianを活用します。

アナログでのメモは、折角の気づきを忘れないための工夫の一つです。ですからアナログのメモ帳ではない可能性もあります。メモを取るにはその時に最速で使えるものを利用する事です。常にObsidianが利用できるわけではありませんし、そのような時間もないかもしれません。その時に利用できる、最速の方法を利用します。

その後、日次、または週次などの振り返りで、必要な知識をObsidianへまとめ直していきます。
他にもnoteなどへの寄稿も、Obsidianで記述してそのまま記録として残します。

記事を書き始めたは良いけれど、公開に向かないなとそっ閉じする事もあります。しかしその記録は個人用としては残しておきたいのです。とすると、書き始めはObsidianにしておく事が望ましいわけです。

なので、アウトプットをつくる場合には、常にObsidianで書き始める、というプロセスにしました。

Obsidianでの執筆体験で得られたもの

Obsidianでの執筆体験は最高です。

Obsidianでは、インターフェイスや見た目のスタイルを自分の好きなようにCSSも使って変えられます。欲しい機能をプラグインで拡張できますし、自分で開発して追加する事も可能です。
個人でここまでする人もいないと思いますが、私はAXISフォントを購入して普段から使っています。とある出版なども想定して高いお金を払って購入していますが、このフォントを活用するなら font-weight を細かく指定したいわけです。

好きなフォントをそんな細かい設定ができて、自由に利用するためには、フルカスタマイズ可能なエディタが不可欠です。だからこそのObsidianです。

本来であれば、全てのアウトプットの入り口をObsidianにしてしまう事が理想です。ただ「思考」「考える」といった行動はアナログの方が優れていると私は考えています。ですので、これらをうまく活用して、最善のプロセスを整えてアウトプットへ繋げていきたいのです。

入り口はここ、と決めておく事で「何を使おうか」という戸惑いもなくなります。とりあえずObsidianを開いて、さーどうしようかなと考え込めばいいだけです。あとは、執筆した記事や知識をどこのフォルダへ放り込むかだけです。今では、それらもほとんど自動化しています。余計な事を考えずに、すぐにアウトプットへ繋げられるように日々カスタマイズしています。それだけでObsidianは楽しい。

結果を求めるだけでは、どこかで疲れてイヤになってしまいます。その途中経過、プロセスも楽しいものである事は道具として望ましいと考えています。そのためのツールとしてObsidianは良くできています。

ただのエディタじゃない、第二の脳を育むためのObsidianで人生を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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