デジタル社会になって、なんでもできるようになったなぁ
他人と関わらなくなったとふと思う。
というお題を見て、パッと思いついたコト。他人と関わってない。
何でもできるようになった
なんでもはちょっと言い過ぎだとは思いつつも、デジタルに取って代わったものの大半は一人で出来るようになってしまいました。
例えば、写真。
昭和の頃はカメラで写真をフィルムが無くなるまで撮影したら、写真屋さんへ持っていって現像してもらっていました。今ではそれ同等かそれ以上の品質の写真をスマホでも撮影できて、撮影した瞬間からすぐに見ることができるようになりました。ヤバイね。
動画なんてもっと大変でした。8mm で撮影したら専用のデッキじゃないと再生すらできませんでしたよね。貧乏人の私には写真も動画もどちらにも縁がありませんでした。切ない。
動画の編集に至っては素人がどうにかできるものではなかったですよね。
昭和の時代は、そういった意味で分業体制ができ上がっていたんです。
今はどうでしょうか。写真を撮影するだけでは飽き足らず Lightroom で加工するなりして現像しています。動画だって DaVinci Resolve でさくさく編集しています。特に専門の知識など持たない私がですよ。撮影から編集、公開まで、なんと一人の力で実現してしまっているのですよ。ヤバくないですか。PC かスマホがあれば、無料でできてしまうんだから尚ヤバイ。
しかも、学習するためのコンテンツも豊富に揃っています。Youtube 開いたら無料で好きなだけ見られるわけじゃないですか。本屋へ行って探す必要だってありません。Google で検索したらすぱっと出てきますし、なんなら ChatGPT で事が済みます。
一人だけでコト済むことがとても増えました
私みたいな孤独・一人大好き人間には福音でしかありません。家で一人で引きこもっていても、Internet のお陰で外界と完全に隔離されずにいることができます。一人でいても大丈夫ですし、敢えて外に出て人と戯れることもできます。よく言えば選択肢が増えたわけです。
その分、人との密接な繋がりはなくなりました。イベントもなく、会社にも行かなければ家族以外の人と会うことはありません。やりたいことの大半は机の前でできるようになりました。PC とスマホで、昔できなかった多くのことがチャレンジできます。昭和の頃合いに、いくらお金があったからと言っても、写真や動画編集に時間を割くような事態にはならなかったでしょう。
不思議なものです。デジタル化したことで一人で出来ることが増えた結果、昔はやらなくて良かったこと、やらなかっただろうことを、一人で全部やってしまっているんですから。
仕事だってそうです。
昔は広告を一人で作るようなことはなかったでしょう。
一人で、お客様への資料を作り上げることもなかったでしょう。
一人で、営業から設計、開発、サポートまでできるようになってしまいました。
一人で何でもやってみたかった私にとって、とても楽しい時代とも言えます。
でも、一人にかかる負担が大きすぎやしませんか。できる人に集中して負担がかかりすぎてはいませんか。できることが増えすぎて、集中して1つの事ができなくなってきた気がします。
楽しいけど、それは仕事にまで進出して欲しくなかったことだなぁなんて、最近感じています。仕事はもっと分業して特化してスペシャリティを磨いていたかったんだな、きっと。
この雑なエッセイは #CorneCherryV4 で #Dvorak 配列で書きました