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40歳も近くなると,立ち止まるのも進むのもこわくなってきている

慣性の法則ってのは
「変わりたくてもなかなか変われない」という”静”の慣性もあるし、
「常に変わり続けないと気がすまない」という“動”の慣性もあるような気がする。

茹でガエルの寓話みたいなのがあって。
水の中のカエル、少しずつ水があったまっても、その変化に気づけない。そのうち茹でガエルになっちゃうよという表現で、変化を恐れてその場にいるのは衰退に繋がる的な意味の教訓とされている。これは、なかなか変われない慣性の法則によって引き起こされているんだと思う。

一方、一旦変わるためのアクションを起こすと、アクションを起こすことに抵抗がなくなり、しだいに、次々と新しいことに取り組まないと気が済まなくなる感覚もあると思う。これも慣性の法則なんじゃないかと、実感してる。これ“動”の慣性の法則。

車は急に止まれない、みたいなね。

そもそもコトの発端は、事業承継による世代交代。

「これまでの歴史を合格点として、それをそのままコピーアンドペーストするような感覚じゃ、茹でガエルになってしまう。変化しなきゃな。」というのが原点。で、すぐに結果は出ないこともあり、いくつも次々と新しいことに手を出すことになる。3年くらいして、軌道に乗る取組が出始めると、”次々と新たな取組をする”というのの天井が見えてくる。人に与えられた時間は等しく24時間やしね。(人なり資金を投入してガンガン行こうぜ〜という取組みであればいいんだろうけど、個人に毛が生えた程度のボクの意識はそこまで到達していない〜😇)

でも、周囲の目はだんだん

「あっ、コイツは新しいこと次々とやるヤツっぽいぞ」

となり、思ってもない期待感を持たれることになる。ただ、新しいことに取り組もうとする時は、手一杯なので、すでに取り組んでる何かを手放して、空いた余裕分を埋めるかのようにやることになる。何かをやめて、また何かをはじめるという循環。

それをやっていくと、だんだん
「新しいことに次々と取組むけどすぐ飽きるマン」が形成されていくのである。

永く事業が続くためには変わることは必要だけど、変わることが目的になっちゃダメ。

大きく変わる必要があると思って次々とアクションしていくと、そのうち「次は新しいこと何やるんです?」みたいな期待感を持たれてしまう。
ボク自身、新しいものは好きだけど、

新しいことすることが目的じゃないのよ。

なので、「次々と新しいものに手を出すのが好きな人」になっちゃいけないと肝に銘じている。

”変わる”と”続ける”の手綱を引くことがすごく大事で、その力加減ぐあい枯らして「ちょっとずつ変わり続ける」というのが、いわゆる老舗への道ってカンジだろうか。

んで、なぜこんなことを書いているかと言うと、今、絶賛、
「何か新しいことしなくてホント大丈夫かボク…」ギリリ
という感情に煽られているからだ。アラフォーの洗礼だろうか…

「国内で初!(自社調べ)国産イタリア米を発売」
「田植え機の開発に農家として参加」
「4Hクラブの会長に就任」
「事業承継の本を出版」
と、ニュース性のある取り組みを意識的にだったり無意識のうちにだったりやってきた。
それに輪をかけて、ポッドキャストの中でも

「次はクラウドファンディングをだなぁ」
「塾したいと思ってずっと温めてばかりだったのでそろそろ…」
「オンラインコミュニティついに始めます〜」
「ニュースレターやらなきゃなー」
と、始めます〜アピールをしてしまっていて、やるやる詐欺感を覚える…

(この「やらねばの渋滞」もなかなかキツい。)

で、
やるのか?やれるのか?
後に引けなくなってるだけじゃないか?
(あ…ゴメンなさいーそういう性格ではないですハイー😇)
という思いを一巡か二巡くらいして、「変わる」のヤジロベーが重いような感覚なので、バランスを保つため、今は「変わらない=立ち止まろう!」という意識に至っている。

元来、じっくりコトコトっぽいキャラのボクからすると
使命感がオーバーワークになってるので立ち止まろうとなってるんだけど、

じっさいは今、

立ち止まってみると、

_人人人人人人人人人_
>         <
> めっちゃこわい <
>         <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

このこわい感覚、これは何?…
やらなくて良いの?
もしやイルミがボクの脳にも針を???過保護すぎる何かしらの教官ブレーキがかかってる?

画像はネットから拝借


カラダが悲鳴を上げる前の段階でブレーキをかけてくれているのか、
自分自身ビビってるだけなのか

つまりは
天命は
「変われ!」なのか
「立ち止まれ!」なのか

ボク自身
ぜーんぜん判断できないのだ。

こうなってしまうと
変わるためにアクション起こすのもこわいし
アクション起こさず立ち止まるのも、こわい。

この感覚、対岸の火事だと思わず、
5年後はひょっとするとアタシも…と思って聞いてほしい。

「立ち止まろう」という意識に至ったけど
それが正解かどうかを天に問うとかってスタンスではなくて。
自分で選んだんだから、それを正解(ベター)に持っていくのが、
プロってもんだろーーーというのが、今の結論。

この手綱を操れるようになると強いんだろうけど
そんな明日は来るんだろうか…

共感いただける方、その先の景色を知る方は、ぜひコメントください。

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