2021年9月マンスリーベスト あとがき
毎月気に入った曲について諸々書いているマンスリーベスト記事について、ブログには書き切れなかったけれども、残しておきたいことを書き残しておきます。
この月は、飛び抜けた楽曲はなかったのですが、あれも良かったなこれも良かったなとか選んでいたら、結局19曲まで膨らんじゃいました。
この月のサムネイルは、佐藤千亜妃「Who Am I」です。今まで、なんとなく暗黙的に、プレイリストの最後の曲をサムネイルにすることが多く、今回もLow「More」にしようかなぁと思っていたのですが、記事を書くために、繰り返し聴いていたら、なんか妙に佐藤千亜妃「Who Am I」が沁みるようになりまして。正直、最初聴いていたときは、そこまでぞっこんしていたわけではないのですが、ちょっと無視できないほどの存在になってしまいました。サムネイルにしてみたら、良い感じの構図だし、書けた文章含めて、とても満足です。
ここからは曲順について。毎回なんとなくで決めてはいますが、個別のところでは少し考えたこともあるのでそれを。
佐藤千亜妃「Who Am I」~細井徳太郎, 君島大空「八月の光」は、ドラムス石若駿で繋げました。石若駿、本当にどれだけ仕事してるのってぐらい色んな曲叩きまくっていて、びっくりします。
細井徳太郎, 君島大空「八月の光」~笹川真生「日本の九月の気層です」は、君島大空と笹川真生に通ずるものを個人的に感じていたので繋げてみたという感じなのですが、後から見てみると、8月から9月へという流れにもなっていて、良い感じ。
CAPSULE「フューチャー・ウェイヴ」~WON「タイムリープ」~渡會将士「フューチャーしてる」は、未来ゾーンですね。後から見直してみると、後ろ二つを逆にして、フューチャーで繋いでも良かったなぁと思いますが、"未来からタイムリープした現在で、過去の未来に馳せている"って感じの流れにはなっていると思うので、これはこれで良いかも。
全体的に、日本のメジャー・インディーのポップスシーンから、K-POP、日本のHIPHOPシーンという流れで、うまくまとまって選曲できたかなと思っているのですが、扱いに困ったのが、Low「More」。異質すぎてどこに入れてもしっくりこなかったので、まぁ最後に置くしかなかったですね。エクストラトラック的な感じがして、個人的には満足でした。
文章は、佐藤千亜妃と、Dos Monosが良い感じに書けたかなと思っています。佐藤千亜妃は、初聴の時に感じたBUMPやRAD感を「実存」として触れられたのは良かったです。佐藤千亜妃×幾田りらのインタビューからも、なんとなくそういう感じは感じられたし、自分が感じていた"音楽のなかではもともと全部さらけ出しまくっているタイプ"という話も書かれていたので、うまく繋げられたかなと思っています。
Dos Monosは情報過多感ありますが、それが彼ららしくて、これはこれで良いかなと。リリースに合わせて一気に活動してくれたうえで、その一つひとつが濃度が高い面白いものなので、触れざるをえなかったです。
多分書くところがないので、ここに書いておきますが、TaiTanが出演した鼎談イベントもめちゃくちゃ面白かったです。学者×デザイナー×ラッパーという並びだけで面白いですが、それぞれが話す体についての言葉はどれも刺激的でした。
ちょっと安っぽくなっちゃったかもしれないですが、本編としては、"始まりも終わりも「潔さと力強さ」"でまとまったのは、書き終わってから気づいたので、自分でも驚きがあって面白かったですね。この月はこんな感じでした。
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