191013
インスタグラムでハッシュタグを追うととても鮮やかでフィルム写真らしい描写が続いている。台風一過の九十九里浜に遊びに行ったときに、OM-2nの中に入っていたフィルムがこれだった。
ほんとはkodakのultramax400入れているつもりだったので、鮮やかでカッチリした写真を求めてシャッターを切っていた。ところがどっこい、このフィルムだと青が伸び、赤系が柔らかい写真が撮れていた。
意外と白飛びの仕方も綺麗で、トイカメラに入れて遊ぶ以外にも使い道はあるなと思った。
あまりエモいエモいと連発することは嫌いで、というのもエモ/スクリーモの方のエモを好きだったことがあるからなのだけれど、エモいって言われやすい写真の色味ってこんなのだろうかと邪推してしまったりする。
昨日、会社を去る先輩と初めて二人で飲みに行った。
「家族のことを考えたり、転勤族だった自分を省みると、地元といえる場所がないことが不思議に思う。地元がある人間の方が豊かそうに見えるし、多少年収が下がろうが自分の子供には連続して引っ越しする生活はさせたくない。」
今まで会社に対する不満みたいなものを話したことはあったけれど、家族のこと、パーソナリティのことをちゃんと話すのは初めてだった。
ぼんやりと転職について考えることはあっても、本腰を入れるまで至らなかったのがここ一年の正直なところ。ただ、昨日話したことや最近考えていたことが相まっていい加減に腰を据えねばと思った。
自分の住む場所くらいは自分で選べた方がいい。
そう先輩は言った。転勤族で育った人間にとって引っ越しや人間関係の構築自体はそこまでめんどくさいことではないけれど、自分の将来やできるかもしれない家族のことを考えると後悔することにならないのか、そんなことを日付が変わる直前まで話していた。
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