呪い愛

また君を思い出す。

青春時代にしか咲かない一輪の花。

見逃してしまった。

そこにある時には当たり前で気づかなかったのに、無くなって何か大きなものを失った事に気づく。

今残っているのは美化された思い出だけ。

自己愛が強過ぎた。自分だけを愛し過ぎた。

僕は自分以外の何も見えていなかった。

むしろ自分ですらも。

今の自分の9割はこの時に出来上がってしまった。

早くこの呪いから解放されたい。

だけど一生解けない。




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