脳内の見える化 vol.5
保険会社アラサーの転職ブーム
会社の同期が次々と転職していく件(昨日会った同期は5人全員他社)。自分も転職しかけて踏みとどまった身としてよくわかるが、アラサー同期たちが転職をしたがる理由を言語化してみたい。おそらく、以下のような感情が原因となっている。
全て肯定(というか当事者である自分がそう思っていた)なのだが、いくつかあえて反論したい点がある。たとえば④などは、メルカリにおいてだって大きなPJTは数年単位で行われているわけで、「大きなPJTを完成させる難しさ」を過小評価し、できない理由を会社に転嫁しているような気がする。結局は取りまとめ力や社外との関係構築力であって、それは大手でもベンチャーでも変わらない。もちろん、会社のケイパビリティが不足しているので他社から見向きもされなかったり求めることに答えられないことが多く「当社は結局保険料もらって保険金払うしか能がないからな、、」と思って転職することは全然アリだと思う。④の感情を抱いた時は、自社のせいなのか、実は自分の頑張りや大胆さが足りないからなのかはよく検証したいところ。
①については保険の大きな課題で、欲しがっていない上に日々接点があるわけではないので、日々顧客がどうしているかとか、何に困っているのかもよくわからないのが実態である。加えてインターネットビジネスのように顧客のログが取れるわけでもないので、二重の意味でマーケティングがしにくいと言える。ちなみに「付帯サービス」についても一言言っておくと、保険会社は保険の付帯サービスで差別化しようとしているが、少なくとも自分は「自分でこれを使いたいと思ったサービス」以外を使う(もっというと想起する)ことはまずない。auのNetflixプランでさえ、付帯サービスとして入っているからほぼ見ない(いつもアマプラを見ている)。つまりは、ほとんどの人は付帯サービスに興味ない(強いて言えば「まあ付帯サービスも充実してるっぽいからこっち入っとくか(どうせ使わないけど)」という人がたまにはいると思うが)わけで、「他に差別化できる要素ないから付帯サービスつけとくか」みたいな開発者の自己満足である可能性が高い。付帯サービスにかけているお金がエコノミクス的に本当にペイしているのかを確認してほしい。というかどうせ「そんなの確認しようがない」と言い出すはずなので、ちゃんと調べて欲しい。そこまでやってプロダクトマネージャのはずである。
⑤については、まさに自分が転職しようとした(留まった今も常に選択肢として考えている)理由である。一方で自分は副業を通じてある程度この不安を抑え込めている気がしており、⑤を転職のための主理由にするのは若干危ういことだとは思う。
経営学者に答えを求めるブーム
オライリーとか入山先生とか楠木先生は好きなのだが、最近うちの経営陣がやたらとこの人たちを信奉したり、意見を聞こうとしているのが不安。つまり、VUCAの時代だからこそ経営学者はどう思っているかの答えを聞いておこう、みたいな発想はやばいと思う。もちろん優秀な経営の人たちだからそうはなってないと思うけど。「俺の考えていることが両利きの経営理論ですごくよく構造化・言語化されている。この考え方に沿って経営しているつもりだから、みんなもこの本読んで共通理解を持ってくれ!」みたいなことをCEOが社員に言う分にはすごく良いと思う。経営学は頭の整理とか、考え方を複数人で共通言語化するために役立つもの、つまり考えるための道具であって、答えを出してくれるものではない。
たかさんのコーチングの結果を毎回書き起こしたいが、ちょっと元気がないので後回しにしている、、
あと、サムネ設定してないから「フリー素材無料」って人にいいねされた。良く見ているなあと思う。
今日はここまで!
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