外資転職日記Vol.8 会話の機会を増やそうという話。あとRRR最高

1.英語力向上的な意味で

 オフィスに当たり前に外国人がいて、日本人たちはみな流暢に英語を操り、メールや報告書も当たり前に英語の環境。幸い(?)にも今はオンボーディング期間で読み書き以外で英語を使うことがそこまで多くないのだが、近日中に必ず英語の聞く・話すが必要になるので、いつきてもいいように準備している(たまにサボってしまうけど)。

 しかし、英語をビジネスで使いこなせるようになるためには、英語を話す機会が圧倒的に少ないと感じる。一応日々DMM英会話を続けるようにしているが、所詮は経ったの30分。1日30分+α程度の会話では、英語を話すときのテンパリとか、日本語を英語に訳すように話してしまう癖とか、英語になることによる思考回路の鈍りなどがなかなか解消されないのが実情。特に淡々としているが相手だと顕著で、今日の講師が割と無表情な人だったのでテンパってうまく会話できなかった。悟空がセル戦の前の悟飯に「いつ戦う時が来てもいいように、スーパーサイヤ人になった時の違和感に慣れておくためにこれから毎日スーパーサイヤ人になった状態で暮らせ」と言っていたのと全く同じで、「英語の練習をするぞ」などと思っている時点で英語話者としてはまだまだ未熟なんだろうなと思わされる。

 今日の講師からは「お前はもっと英語の本を読むかオーディオブックを聞いた方がいい」と言われた。「英語を使おうと思えば使える」という状態から「いつでも呼吸するように使える」に進化するためには、今までとは違う努力をしないといけない。

 Next Actionとしては会社のあらゆる英語のMaterialにあたることと、この本を読むことの2本立てで行ってみようと思う。

 この本を選んだのは今の仕事の上司から勧められたのと、どうせ洋書読むなら仕事で使える内容の方がいいというのと、邦訳がイマイチという噂を聞いたことの3本立てで原典にあたるにはちょうどいいかなと思ったのが理由。多分何度も挫折すると思うのだが、三日坊主になりそうなたびに「スーパーサイヤ人に慣れるための練習だよ、セルに勝ちたきゃやろうよ」とでも自分に声掛けしようと思う。英語の文章は好きさえあればdeepLに入れてしまうので、せめてこの本読むときくらいは自力でなんとかしたい。ちなみに結局必要に迫られないとやらないので、英字新聞(新聞なんて日本語でも途中で読みたくなくなる)とか英語の物語とかは却下した。

2.職場の人との関係構築的な意味で

 職場で味方を増やし、情報をどんどん吸収できる体制を作るためにも、なるべく多くの回数人と話したいと思っている。そこで数日前に、入社したての身分で人と話すには「とにかく質問しまくる」のが有効だろうと思いついたのだが、今の自分は人に話しかけようにも「何を聞けばいいんだろう」状態で、結局質問に積極的にいけていなかった。ということで今日の始業前に、とにかく質問が思いつくくらいインプットしておいて、始業後に「この言葉どういう意味ですか」「このMonthly reportどういう背景でなんのために書いてるんですか」「この数字見てどう思いますか」などの周りの人を質問攻めにする作戦を実行した。

 結果はすごく良くて、普段そこまで話さないけど向かいに座っていた人に質問をきっかけに話しかけられたし、普段1on1する人からもいつもとは違った角度の情報を引き出すことができた。今はとにかく無知の無知の領域が多すぎるので、自分のインプットをテコに人と話して無知の無知領域にある情報を無理やり引き出すしかなさそう。つまりは「自分のできる範囲で」これを意識的にやっていきたい。単純に人と話すきっかけを得るという意味でも、「こいつアグレッシブに質問してきて一味違うな」と思わせるという意味でもいい作戦ではないかと思っている。

 そして何より質問攻めが許されるのは最初の1−2ヶ月くらいだと思うので、このボーナスチャンスをきっちりしゃぶり尽くすようにする。自分は「自分が知らない領域を知りにいくこと」が苦手でどちらかというと既知の領域を深掘りしたいタイプなのだが、この2ヶ月だけは歯を食いしばって未知の既知領域に手を出すことで質問を貯めていきたい。何にも通じるがインプットが枯渇してはいいアウトプットが出せないと思うので、わからない事だらけな中でアウトプットを出さないといけない時期だからこそ、情報のシャワーを浴びるようなインプットを大切にしたい。

 ちなみにこれは、たまたま昨日飲んだ前職の先輩から、「委縮せずに自信を持って話したり人に質問・相談することで関係と評判が築け、それによっていい仕事や情報が集まり自信を深めるというポジティブスパイラルが回る」という話を聞いて「やっぱりそうだよな!」と背中を押されたというのが大きい。そうやって自分の気持ちを後押ししてくれたり、自分の考えを整理してくれるきっかけになる、という意味でも人と対話するのって大事。

 ちなみに全く関係ないが今日RRRを劇場で見て本当に心を揺さぶられた。ワクワクが止まらなかったし、4回泣いたし、最高に気持ちの良い3時間だった。一言で言うとマッチョな映画で、ストーリーのアラはあるんだけど圧倒的なパワーで押し切られた。巧みなテクニックや緻密な戦略も大事だけど、結局人は圧倒的パワーに心を動かされるんだな、と言うことをRRRと大谷翔平から学ばされている。


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