しょーいち

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最近の記事

マレットフィンガー

こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では球技系のスポーツをされる方に発生しやすいマレットフィンガーについて解説します。 どんな疾患?指先にボールがあたるなどの外力によってDIP関節の背側の腱に損傷が加わり指の伸展障害を起こすものです。 症状断裂される箇所によって症状が変わってきます。 終止腱での断裂:指の伸展が出来なくなります。 痛みは少ない方です。 裂離骨折:痛みが強く、腫脹も見られます。 指の伸展は可能なことが多いです。 検査見た目の変化や圧痛など

    • ドケルバン病

      こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では手の親指に痛みがあったら疑うべき疾患のドケルバン病について解説します。 どんな疾患?長母指外転筋と短母指外転筋が通る第1コンパートメントに起こる狭窄性の腱鞘炎です。 周産期や更年期の女性に多いとされてます。 原因手をよく使うスポーツ・仕事をする人、料理をよくする人、パソコンのタイピングなどで発生します。また、近年はスマホの出現により発生する人が増えてきてる傾向があります。 症状親指の付け根の痛みが見られます。同部位

      • マーデルング変形

        こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では手の変形を起こすマーデルング変形について解説します。 どんな疾患橈骨遠位端尺側の発育障害によるもので尺骨遠位端が背側に突出する銃剣状変形を呈します。 思春期の女性に多く発生します。 橈骨遠位端尺側の骨端線早期閉鎖により橈骨遠位関節面が斜めになり橈骨が湾曲します。尺骨は正常に発育するため背側に突出します。 原因遺伝性、外傷による合併症などで発生します。 遺伝性のものでは両側に発生することもあります。 症状手関節の運動

        • TFCC損傷

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回はTFCC損傷について解説します。 どんな疾患?そもそもTFCCとは日本語で三角線維軟骨複合体と呼ばれ橈骨と尺骨にある腱、靭帯、軟骨など複数のパーツで構成されています。 このTFCC部に何らかの原因により痛みを引き起こします。 原因手をよく使う人、スポーツによる使いすぎ、骨折など外傷の合併、加齢などの原因があります。 症状痛みは手首の小指側にあります。圧痛もこの部位にあります。 雑巾を絞る、ドアノブを回すなど回旋動作が加わる

        マレットフィンガー

          キーンベック損傷

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では月状骨に起こるキーンベック損傷について解説します。 どんな疾患?キーンベック損傷とは手のひらにある月状骨が何らかの原因によって血液の供給が上手くいかなくなり起こる壊死性疾患です。 原因手をよく使う人に多く中でも20代の男性に多い傾向があります。 症状手の痛みが主な症状です。他にも手の腫れ、動かしづらさ、握力低下などの症状も、見られます。 また、状態によってリックマンの分類と呼ばれ4段階に分類できます。 stag

          キーンベック損傷

          テニス肘

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事ではテニスをしてる人に多く発生するテニス肘(上腕骨外側上顆炎)について解説します。 どんな疾患?テニスによるバックハンドストロークの際に肘を伸ばした状態で手関節を背屈しながら対抗しようとするため前腕の伸筋群特に短橈骨手根伸筋に負荷が加わり痛めます。 テニス以外でも重いものをよく持つ人、料理人、ゴルフ、剣道などでも起こります。 テニスをやる人の中でも初心者の方や40、50代の女性に多く見られます。 原因テニスの場合初心者が

          リトルリーガーズショルダー

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では少年野球をやってる人が最も警戒しなければいけないリトルリーガー肩について解説します。 どんな疾患?リトルリーガー肩とは投げすぎ、肩に負担のくるフォームなどによって上腕骨近位骨端線離開を起こす疲労骨折です。まだ体の出来てない少年野球や中学野球をしてる人になりやすいです。10から15歳ぐらいの年齢の野球をやってる人が肩の痛みを訴える場合は1番に疑わなければいけないものです。 症状肩全体に痛みがあります。圧痛は肩の外側に出

          リトルリーガーズショルダー

          ベネット損傷

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事ではベネット損傷について解説します。 どんな疾患?ベネット損傷とはクアドリラテラルスペースと呼ばれる場所に炎症が起こり骨棘が形成されてしまう骨膜反応です。 クアドリラテラルスペースとは大円筋、小円筋、上腕骨内側縁、上腕三頭筋で形成されこの中に腋窩神経や後上腕回旋動脈などが通ります。 原因野球歴の長い人、特に投手に多いです。 他のスポーツではテニスやバレーボールをしてる人にも頻度が高いです。 症状肩の後ろに痛みがあります

          ベネット損傷

          SLAP損傷

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では野球選手に発生しやすいSLAP損傷について解説したいと思います。 どんな疾患?上腕二頭筋の付着部である上方関節唇が損傷を受けて発生するものです。 関節唇とは肩甲骨の関節窩にあり関節窩と関節包を繋ぐ役割がある繊維性軟骨です。 多くは野球選手やバレーボール選手などオーバーアーム動作をする人に発生しやすいです。中でも投手は投げる頻度が高いため他の人と比べると発生しやすいです。 原因投球動作やスパイク時に腕を後ろにする動作で

          動揺性肩関節

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では動揺性肩関節について解説します。 どんな疾患?骨、靭帯、関節など異常がないのにも関わらず肩関節に弛緩性がみられ脱臼した感じがあるもので20歳代の若者にみられやすくほとんどが両側性です。男女比では女性の方が見られやすいです。 原因重いものを持つ、野球やバレーなどのオーバーアーム動作など肩関節の使いすぎが原因だと言われてます。 症状肩関節の弛緩性による不安定感、運動制限、肩の外転外旋力の低下などがあります。また、肩のだ

          動揺性肩関節

          腰部脊柱管狭窄症

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では高齢者に多い腰部の狭窄症について解説します。 原因腰椎の関節の変性、椎間板の肥厚、黄色靭帯が厚くなるなど加齢によって起こるものやヘルニア、すべり症などに合併して起こるものがあります。 症状この疾患は他の腰の疾患と比べ腰の痛みは少ないです。 痛みが出る場所は殿部や下肢に出ます。痛みだけでなく痺れや筋力低下なども出てくることがあります。 安静時は無症状なことが多いですが少し歩くと痛くて歩けなくなる間欠跛行が見られます。こ

          腰部脊柱管狭窄症

          変形性腰椎症

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです! 今回の記事では変形性腰椎症について解説していきます。 どんな疾患?腰椎の間にある椎間板が加齢を主とした原因によって薄くなったり、腰椎に骨棘が形成されてしまい起こるものです。 原因重い物を持つ、激しいスポーツ活動、長期間の座る姿勢、冷え、体型など色々な原因があります。 また、女性は更年期障害の1つとして発生することもあります。 多くは腰を反らした時に痛みが出ます。 症状主な症状は腰痛です。特に朝起きた時など体を動かす時と仕事などし

          変形性腰椎症

          腰椎すべり症

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事は前回の記事で紹介した腰椎分離症と関わりが深い腰椎すべり症について解説します。分離症についても知りたい方はぜひ前回の記事をご覧ください。 腰椎すべり症とは腰は5個の骨で構成され積み木のようにバランスを保ち縦に並んでいますがこのバランスが崩れてしまい様々な症状を起こします。 ほとんどのすべり症が上の骨が下の骨に対して前方に転位するものですがまれに後方に転位することもあります。 分類すべり症には疲労骨折である分離症の後に起こ

          腰椎すべり症

          腰椎分離症

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。今回の記事では10代の方に発症しやすいと言われてる分離症について解説します。 どんな疾患スポーツ活動中にジャンプや腰の回旋を繰り返していくうちに腰椎の椎弓に負荷が加わりやがて負荷に耐えられなくなり疲労骨折を起こしてしまうものです。 好発部位腰椎は5個の骨で構成されていますが多くは一番下にある第5腰椎に発生します。 症状腰痛が主な症状ですが殿部や大腿外側に痛み出ることもあります。 ヘルニアのような神経症状が出ることほとんどはありませ

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          腰椎椎間板ヘルニア

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では誰でも一度は聞いたことがある腰部のヘルニアについて解説します。 どんな疾患?椎間板は線維論と呼ばれる組織とその線維論の中心にある髄核という組織から成り立っています。この髄核が何らかの原因によって中心からずれてしまい脊柱管の方にはみ出してしまい管内を通る神経を圧迫し様々な症状が出現します。 原因多くは長期間の悪い姿勢によって椎間板に無駄な負荷が加わり発症させてしまいます。 また、繰り返し重い物を持つような動作も腰に負担

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          後縦靭帯骨化症

          こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。 今回の記事では後縦靭帯骨化症について解説したいと思います。 後縦靭帯骨化症(OPLL)は国の指定難病にされてる疾患です。 背骨、椎間板の後ろを通る後縦靭帯が骨化することにより脊柱管内で神経を圧迫し様々な障害を出します。 部位によって頸部、胸部、腰部に分けられます。 頸部に多く見られ女性よりも男性に発症しやすく肥満、糖尿病、遺伝などが関係してる可能性があります。 また、似た疾患として黄色靭帯骨化症がありこれは胸部に多く見られます。

          後縦靭帯骨化症