千と千尋✖️金持ち父さん
ネタバレあります。
さきほどジブリ作品の「千と千尋」を見ていた。
日本のみならず海外からの評価も高い作品だが、やっぱりいい作品だった。
映画は観るタイミングによっていろいろ感じ方も変わると思うが、僕はいま「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」という本を読み始めたところだった。
この本は過去にヒットした「金持ち父さん貧乏父さん」の改訂版だ。
この本を読んでいたこともあって、千と千尋の内容を社会の縮図として捉えてみた。
主人公の千尋は、現世に存在しない生き物たちが暮らす不思議な世界へ足を踏み入れてしまう。
大学を卒業して、親元を離れ上京した新卒生といったところでしょうか。
その世界では、魔法の力を使って八百万の神々が癒しを求めて足を運ぶ湯屋を牛耳る湯婆婆がいた。
就職した会社の経営者。
自分の持つスキルを使い、その力で財を成した成金思考の強い女社長ですかね。
湯婆婆によって名前を奪われて「千」と名付けられるシーンがありますが、
従業員の人格を奪い手懐けようとするブラック企業だと思ってしまいました。笑
湯婆婆の双子の姉として銭婆という人物が出てきます。
湯婆婆とは対照的で滅多に魔法も使わず、千へ髪留めを贈るときも手作業で作るからいいんだよと言っていました。
これは千への「ありのままでいいんだよ」というメッセージじゃないかと思うんです。人生におけるメンターとの出会いですね。
湯婆婆が最後に出す試練として
たくさんの豚の中から両親を探し出すというものがありましたが、なぜ千はこの中にいないと言い切れたのでしょう?
都市伝説として、一人で生きていけると決心した千は両親はいらないと思ったからというものがありましたが、怖すぎます。
湯屋での厳しい仕事内容や人間関係によって大きく成長した千尋は、自分をみつけて過去ではなく未来をみて前進していきます。
もう鑑賞中、千が可哀想で何度も泣きそうになりました。
でも現代社会では湯屋での千のように厳しい業務内容を押し付けられたり自分の目標を見失ってしまうといったこともありますよね。
ぼくも千尋のように自分をみつけることが出来るよう前を向いて歩いていこうと思えました。
めちゃくちゃ自分勝手な考察になりましたが謎の多い映画は考察していくのが楽しかったりします。
最後にまたこの記事を読んでまた見直そうと思って頂けたら幸いです。
おまけ
千と一緒にエレベーターに乗った神さまがいてるんですが、
異臭を放つ神さまが湯屋に来て本来の姿に戻ってみんな大喜びするシーンがあります。
そのとき、バブル期にお立ち台にのって踊るOLのように扇子を持って踊っているシーンは必見です。笑
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