えき鍼灸院

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はりきゅう師 代々木上原にてはりときゅうをおこなう。 東洋医学の事とか雑学とかを配信 ご予約はこちらまで💁 https://crl.fi/aaKacO382

最近の記事

筋繊維を本当に揉んで良いのかって話

代々木上原の白井です。 肩凝りって揉むと気持ち良いですよね。 その延長で肩凝りを指圧してほぐすと、治ると思っている人は多いはず。 そこの凝りにピンポイントで指を当ててくれー!っと心の声が聞こえます。 食事の話をしましょう 例えば大体、美味しい物が体に悪いのは、感覚的に分かるでしょう 焼肉、ラーメン、コンビニ飯を朝昼晩と食べていれば生活習慣病に一直線 美味しい物を食べて健康になっていくのは理想的ですが実際はそうは行きません。 (なんでなんですか!?) 逆に健康に気

    • 素問と霊枢ってよく考えたら凄くない?

      代々木上原の白井です 現存する中国最古の医学書 素問(そもん) 霊枢(れいすう) まとめて黄帝内経(こうていだいけい)と言われたりする。 特に鍼術を記した「黄帝内経素問」(こうていだいけいそもん)は 紀元前200年頃(前漢)から220年(後漢)の頃にかけて編幕されたとされ 2000年以上も鍼灸の技術書としてその存在感を発揮している。 と言うか、伝統鍼灸はこの2000年以上前に書かれた技術書を未だに重要な出典として更新していない。 これは驚異的な事ではないだろうか?

      • 治未病でメンテナンスに最高な東洋医学

        未病を治す 東洋医学の特徴として「治未病」(未だ病まざるを治す)という言素がよくつかわれます。 まだ病の症状として出る前に治してしまおうという考えです。 最古の古典にも登場した健康を維持するための考え 未病という言葉自体は、最も古い漢方医学の古典「黄帝内経素問」や鍼灸等の古典『難経」などに見られます。 特に有名な文章で、「難経」七十七難の 「上工は未病を治し、中工は巳病を治す」が挙げられます。 良い医者は未病を治し、並みの医者は今ある症状を治す という事です。

        • ヘルニアの診断からの回復40代女性

           主訴 両太ももの裏の痺れ感 座っていても立っていても、太ももの後ろに、痺れがあり、すごい不快に感じる。 整形外科で画像診断した結果ヘルニアと診断され現在通院している。 意外に多い画像診断でのヘルニアからの回復 下半身の痛みや痺れで整形外科に行かれて、画像診断の結果、ヘルニアなどの骨の問題として手術を勧められたりリハビリを伴った保存療法を勧められそれを行っている方は多いです。 その中で回復していく方も勿論おられますが、リハビリなどで症状の改善が見られず 場合によると悪

        筋繊維を本当に揉んで良いのかって話

          30代女性(多汗症)気持ちが落ち着かず汗が止まらない。

          こんにちは新宿の白井です。今日は症例報告です 症例報告♯1 30代女性 主訴   汗が止まらない   随伴症状 動悸(ドキドキ感)があり気持ちが落ち着かない      肩こり  ○ 鍼灸は不定愁訴(ふていしゅうそ)と相性がいいです。  不定愁訴とは原因がハッキリしない症状のことで、病院などで、検査を受けても原因がハッキリしない症状の事を言います。 ○ 不定愁訴の中でご自身の事を自律神経失調症だと思って来られる方は多いです。 中でも多汗症は困っている方が多い印象です。

          30代女性(多汗症)気持ちが落ち着かず汗が止まらない。

          東洋と西洋で全然違う、臓腑の世界観

          鍼灸師が五臓六腑をどう扱っているのか?それについてご紹介させて頂きます。 東洋医学では 肝心脾肺腎 と言って臓腑の事を呼んでいます。 一方西洋医学では 肝臓、心臓、脾臓、肺、腎蔵 と言う様に臓という字がつけられていています。 現在では西洋医学の呼び方の方が一般的だと思います。 肝臓の事を肝と一文字で区切らないですよね? 肝が肝臓になった背景 元々、日本には中国から入ってきた臓腑の概念があって西洋医学が入ってくるまでは臓が付いていない肝心脾肺腎の文字のほうで使われてい

          東洋と西洋で全然違う、臓腑の世界観