素問と霊枢ってよく考えたら凄くない?
代々木上原の白井です
現存する中国最古の医学書
素問(そもん) 霊枢(れいすう)
まとめて黄帝内経(こうていだいけい)と言われたりする。
特に鍼術を記した「黄帝内経素問」(こうていだいけいそもん)は
紀元前200年頃(前漢)から220年(後漢)の頃にかけて編幕されたとされ
2000年以上も鍼灸の技術書としてその存在感を発揮している。
と言うか、伝統鍼灸はこの2000年以上前に書かれた技術書を未だに重要な出典として更新していない。
これは驚異的な事ではないだろうか?
2000年の間に人類は船で大陸を渡り、空を飛び、月に行った。
糸電話は電話に進化し、ラジオができ、映像が飛ばせるからと、箱の中に人を映して人間ドラマをコタツに居ながらにして見れるようになり、遂に誰かがカマボコ板で全部それがしたいと言いだして、スマホを完成させた。
どんだけ進歩してるねん人類。
そんなこんなで、人類は破竹の勢いで技術を発展させてきたと言うのに、2000年間未だに変わらない技術書があるなんてちょっと異質ではないだろうか?
2000年間、人類の体があまり変わっていないからと言う話は一旦置いとく
兎に角、それが 素問 霊枢 なのだ
素問霊枢は完成されている。その事実を伝えたい。
学校では
解剖生理学の教科書は情報が更新されれば出典ごと丸っと情報が新しくなるが
東洋医学概論はちゃんと未だに出典を素問霊枢を初めとした古典としている。
なぜ、そんなに古代中国の医学書が完成されているのだろうか?
その謎にも後々迫れるのかもしれないが、今日は素問霊枢って本があるよって話でした。
最後まで読んでくれてありがとうございましたそれではバイバイッ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?