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冒険家の夫を追いかけて行ったアメリカ旅行がめっちゃ楽しかった 〜合流編〜

新婚3ヶ月で旅に出てしまった夫を追ってアメリカに行った時の話、合流編(出発編はこちら)。

2017年7月27日

長距離列車Amtrakはクーラーを猛烈に効かせながら順調に東へと進み(Wi-Fiは通じなかった)、早朝4:00に無事Flagstaff駅に到着した。

ところでやはり鉄道を使う層というのは限られるようで、駅でも車内でも、肥満気味の人・アフリカ系の人・ラテン系の人・ヤンキー風情の人・若い旅行者…要は所得の低い(と思われる)層ばかり。ロサンゼルスの華やかなエリア(ハリウッドとか)には全然行かなかったのだが、この後、日本のメディアで放映されるLAとはまるで違う、けっこうキツい大都会の闇を見ることになる。

Flagstaff駅にて無事夫と合流。一晩寝ずにホームのベンチで待っててくれた。疲れて無口。思えば夫は付き合っている時から、こういう駅での久々の再会時はいつも不機嫌だ。満面の笑みでハグとか期待しているんだが、もう叶いそうもないな…。


24時間営業のマクドナルドに入り、オレンジジュースとブリトーでささやかな朝食。でっかい炭酸飲料は1ドルしないぐらいだったのに、ミニッツメイドの日本Mサイズオレンジジュースは2ドルぐらいした。

この後のキャンプ生活に必要な私のギアを揃えるため、REIというアウトドアショップに行くことに。開店時間まで遊歩道でのんびり散歩と仮眠。Amtrak車内には一人もいなかったような、引き締まって品のあるコケイジャン(白人?表記に迷う…)ばかりランニングしていた。
REIでは就寝用のサーマレストのマットと食器類を調達…の予定だったが、何とも微妙な品揃え。ULブームとは思えないほど、ずっしりした作りの食器しかなく、軽量モデルはスノーピークのものしかなかった。

その後、スーパーまでさらに数km歩き食材と重さも値段もライトなプラスチックのボウルを調達。予約したモーテルになぜかミニキッチンが付いていると思い込んでいたのだ。

▼ミニキッチンなんて付いてない。

(Booking.comにそう書いてあったから)12:00チェックインのつもりで行くと、15:00まで掃除中なので待てとのこと。ちなみにこのとき誰も掃除はしてなかった…、スタッフは自分の勤務時間になるまで全然仕事しようとしない(まぁそうだよね)。雨降りになってきて外を散歩するわけにも行かず、フロント横のスツールに陣取り、電子レンジを駆使してランチを作る。

ひき肉をチンしてタコスの素と混ぜ、アボカドとトマトと一緒にトルティーヤに載せて食べた。夕飯は部屋の外で湯を沸かしパスタを茹で、ひき肉とチーズクリームをレンチンして和えたスパゲティ。

このモーテル、一泊80ドルぐらいしたのだが、部屋はペットの毛だらけ・エアコンはカビ臭くてシャワーも不調・椅子もベッドもグラグラ・照明も薄暗くて、B級映画に出てくるようなクオリティだった。過去に泊まったところの中で一番最悪だった。もうBookig.comの写真と評価に騙されないぞと強く誓った(そしてまたすぐに失敗するのであった…)。


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