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冒険家の夫を追いかけて行ったアメリカ旅行がめっちゃ楽しかった 〜出発編〜

冒険家の夫がいる。
新婚3ヶ月で、彼はアメリカへ2ヶ月間の旅に行ってしまった。

ヨセミテ国立公園から連なる山々を歩くとのことで、連絡をとることもままならない。

夫の帰国まで一人日本で過ごすつもりにしていたが、こちらはめっちゃ楽しいのでぜひおいで、とのこと。職場も急な16日連休という融通を利かせてくれたので、意を決して航空券を取った(いつも乗り継ぎだらけのLCCしか使わないが、このときは往復直行のシンガポール航空・給料1ヶ月弱が消えた)。


2018/7/25

大して英語ができない上に、海外に一人で行くのは実は初めて。

無事に落ち合うことができるか心配で、出発当日は朝からそわそわ。戸締りと冷蔵庫の整理と荷物を何度も確認し、長期の留守を近所に断り、出発予定の3時間前には全部準備が済んでしまい、無駄に部屋でちんまりスマホなど見ていた。


あまりに時間があったので、最寄駅の近くの温泉に長めに浸かり、アメリカの大自然に想いを馳せる。まだ時間があったので隅々まで身体を洗い、いつもはつけないコンディショナーまでつけた。まだ時間があったので温泉の休憩室でテレビを見る、が心ここに在らず。

ようやく最寄駅に向かっても良さそうな頃合い。

駅に自家用車を停め、ローカル線に1時間乗って県庁所在地まで赴き、そこから新宿へ向かう夜行バスに乗った。


2018/7/26

日中都内に住む家族を訪ね、夕方ふたたびバスで成田空港へ。
初めて上京する大学生みたいな感じで、ドキドキが止まらない…。LCCユーザーの私には馴染みのない第2ターミナル。り、立派…(どうでもいいけど成田第3ターミナルはコスト削減のためかトイレットペーパーまでやわやわに薄い)。

両替を済ませ、日本のお菓子持参を言い渡されていたので、空港内の高いショップで柿ピーや抹茶チョコなど購入。いざ搭乗!

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シンガポール航空はかなり快適。ごはん美味しい、CAの制服おしゃれ、コンテンツ充実(往路は時差ボケ対策にほとんど寝ていたが)。ちなみに今回の航空券はskyscannerで見つけた。skyscannerは楽しい。暇さえあれば航空券を検索…。
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10.5時間のフライトののち、ロサンゼルス空港に到着。合流地点Flagstaffに向かうため、まずはUnion Stationを目指す。

▼経路はこんな感じ
ロサンゼルス国際空港 >(駅直行バス)> Union Station > (Amtrak Southwest Chief / 長距離夜行列車) > Flagstaff

片道5車線のハイウェイをブンブン飛ばすアメ車を見て「おー、アメリカだ〜」と実感する。

※余談だが、今回夫の旅程に変更がありFlagstaff集合となったが、もし変更がなければIndependenceという公共交通機関の全く通じていない、その名の通り?孤立した町に集合予定であった。この場合、運転歴3ヶ月の私は「ロサンゼルス 運転」と検索すると「全員120〜140kmでぶっ飛ばしてる」「誰もウィンカー出さない」「車間空けてると入られる」など、怖すぎる道路事情のこの地をレンタカー左ハンドルで400km弱走らなければならなかった。旅程変更してくれて本当に命拾いした。

30分ほどバスに乗り、Union Stationに到着。後に知ったけどブレードランナーでハリソンフォード演じるデッカードの職場はここで撮影されていた。かっこいいけど、どこか落ち着かない建物だった。照明が少なくて白すぎるのかな。

初めてアーミッシュを目撃。ロサンゼルスのような大都会に出かけてくることもあるらしい。

案内のお姉さんの英語を全然聞き取れないまま、なんとなく列に並び無事Amtrak Southwest Chiefに乗車。夜ご飯を買いそびれる。

翌日4:00の到着まで11時間弱の夜行列車の旅は、隣のお姉さんの強烈な臭いに耐えるところから始まった。


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