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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!⑥

GoToキャンペーンも途中終了してから
再び静かな日々が続く。
各部署が雇用調整助成金の申請を
再開もしくは継続している。

その頃
社長から携帯に運営状況の確認が入りだす。
しかし本題の要件は休業を取ることの指示。
相変わらず
「家で仕事をして休業申請しろ」
「出社が必要なら、趣味で来たことにしろ」
「散歩がてら会社に来たことにしろ」

最初のうちは最大限休業を取っていると伝え
全員が休業をとれないことも説明したが
面倒くさいので
「はい、わかりました」と言って
あしらったこともある。

電話やメールは個人への転送にして
家で処理しろと言われ
それは在宅勤務になるので
休業にはならないと説明しても
聞き入れてもらえることはなかった。

私の部署は本社と離れていたので
会議時にしか本社に顔を出すことはなかったが
社内では私の部署だけが
休業に協力的ではないと社長は言っていた。

外回りの営業部だけは会社の中枢であるため
休業を取らずに営業活動をするように指示され
従来のカレンダーどおりの勤務をしていた。
その営業のスタッフが
所要で有給休暇を使用したことについても
社長は激怒していた。
「有給を使うくらいなら休業を申請しろ」

もともと有給休暇は使用しにくい会社であった。
理由は会社に来てないのに給料を支払うことを
社長が良しとしなかった。
そのため大半の従業員は
病気や怪我でもない限り有給は使用できず
時代に逆行した社長の考えで皆が
有給消化できない状態でした。

この営業部の有給申請のことは
社長から携帯で私にも知らされた。
「けしからん」
「こんな非協力な奴のことをどう思う?」
と憤慨してたが
休業日数の少ない私への当てつけだったと思う。

社長はスマホは扱っていたが
パソコンは使えなかった。
エクセルやワードだけではなく
メールの送信も出来なかった。

2021年6月
総務の従業員からメールが届いた。
社長が私宛にメールを送るように指示したのだ。
電話や直接の口頭ではなく
形として残したかったのであろう。
から休業を取るようにとの指示でした。

メール内容は次回に添付します。

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