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若きアニメーターが遺した心温まる絵本「うーちゃんのまつざき」

23歳の若さで急逝したアニメーター・大村勇貴さん(菊川市出身、掛川工高・常葉大学卒)。彼が大学在学中に手掛けた絵本「うーちゃんのまつざき」が、指導教諭や遺族によって静岡新聞社から自費出版されました。

舞台は伊豆の松崎町。子どものうーちゃんが、キャラクター化された松崎町の風物とともに小さな冒険を繰り広げます。

大村さんは制作に当たり、地元の人たちに取材を重ねました。作中には「なまこ壁」や左官職人・入江長八が描いた「雲龍」など、松崎で見られる景色が数多く登場します。

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大村さんの目に映った日本の懐かしい原風景が、生き生きとした色使いで描かれた一冊。子どもも大人も心温まるファンタジー絵本です。

「みんな、楽しいことしようよ!」ぼくはいつでもそう思ってます。(表紙カバーのメッセージより)

著者プロフィール:静岡県菊川市生まれ。掛川工高卒。常葉大学造形学部(静岡市)在学中に二科展デザイン部門奨励賞を受賞。卒業後、憧れていたアニメ制作会社・京都アニメーションに就職。


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