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[レビュー]【歴史・地域のおはなし】海外から見た家康外交と「首都・駿府」

静岡市の歴史や文化に関連したイベント情報です。

静岡市歴史博物館が定期的に開催している講座。今回は、
【歴史・地域のおはなし】海外から見た家康外交と「首都・駿府」
にいってまいりました。


織田信長・豊臣秀吉の時代は、世界史的には大航海時代であり、はるかヨーロッパ大陸の国々がアジアまで進出してきていました。
そんな中、信長は海外から鉄砲など新しい技術を採り入れ、秀吉はキリスト教による征服を防ぐためにバテレン追放令を発布した時代。徳川家康はどのように諸外国と付き合おうとしたのでしょうか。



博物館の学芸員によるトークショーです。

徳川家康が大御所としてすごした時代、駿府は「日本の首都」として多くの外国人の来訪を受けました。彼らが本国に送った数々の報告書から、当時の駿府の城と町、そしてリアルな家康の姿を読み解きます。

静岡市歴史博物館

非常に多くの方が見えられてました。遅めに行ったので後ろのほうの臨時席でした。年配の方が多かったように思います。
プロジェクターはなく、1枚紙の資料と白板と使ったお話でした。なので、ちょっと学校の歴史の授業ぽかったです。

ポイントを挙げておきます。

  • 信長~家康の時代、「世界史」が誕生した

  • 当時「銀」が世界の統一貨幣になっていった

  • 日本の貿易相手は、最初はポルトガル・スペイン、後にオランダ・イギリス

  • 家康の外交方針は、「全方位外交」

家康の話は多めでしたが、駿府の話はあまりでてこなかったです。家康が駿府に移住したのは1607年ですが、家康の政策がそれ以前なのか以後なのかは明確にされませんでした。個人的には海外の諸外国から「駿府」がどう見えていたのかに関心がありましたが、今回はそこには触れられませんでした。



博物館では頻繁に講座が開催されていて、とても楽しみなのですが、毎回博物館を訪れるのは難しいので、アーカイヴ配信があったらよいのに、と思いました。会員制や申込制にすればbot防止にはなるかと。

いつもの学習支援・市民活動スペースでのトークショーですが、ここは音響が良くなく、また館内の他の声も響くため、実はトークショーや講演会には不向きなのではないかと危惧しています。

まだグランドオープン前の博物館、戦国時代の道は何度見ても、ロマンを掻き立てられます。今後どう活用されるのかワクワクします。来週のオープンが楽しみです。


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