静岡のカメラマンたちが工場を撮影｜シズバグ×ファクハク撮影会

2024年8月14日 00:30

　ものづくりの現場はカッコいい！さらに写真に撮ると一層強調される気がします。もっと色んな工場の写真を見たい！もっと色んな人の目線で撮ってほしい！そんな思いで、カメラマンたちによる撮影会を開催してみました。（本日のライターは阪口です）

シズバグって？

　静岡の写真コミュニティ「Shizuoka ShutterBugs（通称：シズバグ）」さんをご存じでしょうか？なんと設立1年でメンバーが100名をこえる、静岡で急成長中の写真が好きな人達が集まったコミュニティです。（実は私もひっそりとシズバグ設立の頃からメンバーの片隅にいさせてもらっていたり・・）

　このシズバグの設立者であり運営者のRyo Tanioka氏には、去年のファクハクで公式カメラマンとして工場を回ってカッコイイ写真をたくさん撮っていただきました。

　そんなご縁によって、今回、シズバグの中でも工場撮影に興味あるよ！ってカメラマンさんたちによる工場撮影会の企画が動き出しました。

初めての撮影会

　いつにしよう、どこの工場を撮影いただこう・・なんてまごまごと運営側（というか私）がもたついてしまったのですが、同じ実行委員の若林さんのサポートというかフォローというか優しい突き上げもあり、まずは７月20日（土）に伊豆川飼料さんと青島歯車製作所さんにて初回（プレ）開催！
　参加メンバーは、シズバグからRyo Taniokaさん、イネさん、Wataame_kさん、yagiさん。実行委員からは、若林さんと阪口が参加しました。

左から、yagiさん（シズバグ）、若林さん（実行委員）、イネさん（シズバグ）、伊豆川さん、wataame_kさん（シズバグ）、Ryo Taniokaさん（シズバグ）、阪口

1社目：伊豆川飼料

　13時に伊豆川飼料さんに到着！37℃の猛暑日でしたが、工場に入れるワクワク感で乗り切ります（一同、大汗をかきながら）。

伊豆川飼料さんに到着！右手に、見たことのあるのぼりが・・！
撮影：Ryo Taniokaさん

入り口に「ファクハク」ののぼりを立てて、お迎えしてくれました！
撮影：yagiさん

まずは伊豆川さんから、「マグロや魚の加工残渣が飼料・肥料になって、静岡のおいしいものが生産されるんだよ」と、ツナサイクルについてご説明。静岡に住んでいても知らないお話しなので、一同「へ～～～～」と感心。酷暑を忘れてプレゼンに聞き入りました。
撮影：wataame_kさん

希望者はカッパを着て見学！！（この後、休憩時間にカッパを脱いだ二人は、汗でびしょびしょになってました）
撮影：wataame_kさん

入る前から気になっていた、あのでかいタワー・・。あそこに作られた飼料が入っているらしい（確か）そして、タワー下部の様子が次の写真↓
撮影：Ryo Taniokaさん

タワーの下はこんな感じ。天井にぶら下がっている数字のノズルから、製品（飼料）をトラックに積むそうです。ダイナミック！
撮影：yagiさん

「肥料のもと」が積まれている倉庫。大きな若林さんが小さく見える・・！天井が高い・・！
撮影：イネさん

フォークリフトをさらっと運転する伊豆川さん。思わずお～と歓声。
撮影：Ryo Tanioka

原料のにおいをかがしてもらいます。これがねぇ！「おかか🐟」のにおいなんですよ！
撮影：イネさん

魚の骨だったかな・・？カラっと乾いています。これを粉末状にしていくらしい。
撮影：yagiさん

伊豆川飼料さんの工場内は、とにかく光が美しい場所が多い！！
撮影：Ryo Taniokaさん

仕事中にお邪魔してしまったのに、さりげなく扇風機を我々のほうに向けてくださった社員さん。お声かけるのも偲ばれてちゃんとお礼を伝えられなかったのですが、感激しておりました・・改めて、ありがとうございます。
撮影：イネさん

伊豆川さんの工場で歯車を発見！！二社目に訪問した青島歯車さんにお聞きしたら、すぐ「スプロケット！」と教えていただきました。そういう種類の歯車らしいです。

めちゃくちゃ照れながらも素敵な笑顔で撮影に応じてくださった伊豆川さん
撮影：Ryo Tanioka

BtoBな飼料・肥料メーカーさんですが、一般向けの肥料となんとツナ缶の販売も行っています。私はここの「とろつな」が大好きで、このときもたくさん買い込みました。県外の人に会う時の手土産に配ってます。
撮影：Ryo Tanioka

歴史を感じるフォントの看板。創業は昭和24年、つまり75年の歴史をもちます。
撮影：阪口せりな

2社目：青島歯車製作所

　続いて、コンビニ休憩を挟んで、二社目の青島歯車さんには、15時半ごろ到着。

なんと青島さんの工場、冷房がきいている・・・！

日中の火照った身体が回復していきます。金属の精密加工をやってる会社では、一年中一定の温度を保っていることが多いそう。なぜなら、金属が気温変化で膨張しちゃうと困るから・・！

右（→）のものを削って左（←）の歯車になります。これもたしかスプロケットだったような・・（間違っていたらすみません）
撮影：イネさん

ゆっくりと回転しながら、ふちにギザギザが刻み込まれていく。目的の溝の深さになるまで、何周もする。
撮影：Ryo Taniokaさん

これはドリルではなくて、カッターの刃らしい。色んな歯車の溝を切るために、様々なカッターがある。
撮影：Ryo Taniokaさん

「歯車」と聞いた時に想像するサイズよりはるかに大きなものがゴロン。大きなものだと直径2mぐらいの歯車を作ることもあるらしい。
撮影：yagiさん

　5人のカメラマンのうち4人が、被写体力の高いゴム手袋をみつけていました。ちょっとずつ切り取り方が違っておもしろい。

　年代物の機械にばっかりついつい食いつく我々をみて、青島さんがとっておき（？）を見せてくれました。

並べてある道具も大好きですが、こういう、無造作な光景にもグッときます。
撮影：阪口

見学者用のヘルメットをお借りしたのですが、おそろいの黄色いヘルメットがかわいい
撮影：Ryo Taniokaさん

切削加工中に摩擦熱が発生するので、その熱を抑えるためにオイルがかけられている。艶。（このオイルは燃えないらしいです、当たり前か・・）
撮影：yagiさん

たしか研磨工程のBefore/Afterをご説明いただいているとき。どっちが磨いた後でしょう？
撮影：イネさん

これ、幅を精密に計る機械の基準となる道具（名前は忘れた・・）最小は0.001mmとか。すごい。
思わず「天秤ばかりの分銅だ！」と言ってたら、Ryoさんも同じこと言ってました。
撮影：阪口せりな

工場写真の展示、します！

　記事を書くために工場写真を見返していたら、楽しくなってすっかり時間がたってしまいました。ごく一部しかご紹介できず名残り惜しいのですが、実はとっていただいた写真たちをもっと堪能いただけるように、展示を企画しています。
　まだ調整中でもありますが、本番にむけて静岡市以内のいくつかの場所でこのように撮影した写真の展示が出来そうです。そしてファクハク本番の３日間は、駅近くのいい場所に掲示できそうなので、ぜひたくさんの人に見に来ていただきたい。どれもこれも、決まり次第、ファクハクのSNSでアナウンスしていきます～！！

参考

シズバグ（Shizuoka ShutterBugs）

今回参加したカメラマンたち

■Ryo Taniokaさん　@ryonryon_tnok
■イネさん　Instagram　@inad1104
■yagiさん　Instagram @meesan_11　
■wataame_kさん　Instagram @wataame_k
■阪口せりな　@celina0523　

撮影にお邪魔した工場
どちらもファクハク実行委員の会社でもあります！

■伊豆川飼料　Twitter（X）　https://x.com/IzukawaShiryo

■青島歯車製作所　Twitter（X）　https://x.com/aoshima_gear

静岡工場博覧会（ファクハク）について

　静岡市内の約30カ所の工場で工場見学やものづくりを体験できる、周遊　まちめぐり型のイベントです。今年は10月18日（金）～20日（日）に開催します。
どんな工場を巡れるか詳細や見学の予約は9月に開始予定！ぜひnoteや各種SNSをフォローしてお待ちください。

■ twitter　https://twitter.com/faku_haku
■Instagram https://www.instagram.com/faku_haku
■ 公式サイト　https://fakuhaku.com/

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