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天上のバレエ・地上のダンス(32) アラセブ


わたしは、2023年「ダンス強化年」を掲げております。
アラカン、アラウンド還暦。
もう後がないのです。
今やらないと、踊らないと、一生できない!
きょうは、ちょこっとバレエのお話です。


バレエの先生は70代 

厳密な踊りの「型」があるバレエ。
クラシックバレエというだけあって、西洋の古典舞踊。


古典作品。この曲には、このステップ、衣装はこれ、舞台の出入り……全部、決まりごとダンスです。


たとえば、「白鳥の湖」
白鳥姫・オデットは白い衣装。
いくら主役でもピンクやブルーの衣装は、ありません。
音楽は、チャイコフスキー……というように。
すべて決まっていて絶対に変えられません。
(2次作品・映画・創作などは別作品)


なのでバレエの先生は、古典に忠実に再現。ちょっとでも違う動きをすると、コテンコテンにやられます。
勝手な改訂もできないかわり、アドリブがないジャンル。
「教え」という、じぶんは踊らずとも、伝える仕事は長くできます。

日本の芸事も、お師匠さんは、ご高齢です。
自分に厳しく稽古をつけ、人生以上に輝く芸、若さと引きかえの輝き。
そこにいるだけで生徒にも絶大なオーラを放つ古典芸能の先生方。
古今東西、変わりなし。


わたしのバレエの先生も70代です。
他にも先生はいるので、心の中で「大先生」と呼んでおります。


70代の別称

70代あたりの年代って、
通称……何だろう?
なんというのかしらね?


アラフォー・アラフィフ・アラカン。
還暦ぐらいまではアラ○○と言っているのに。何でないのでしょうか。


70代は、うーん、アラセブン……
「アラセブ」


自分の中で勝手に決めたが
……ふと思いました。
やはり、社会でアクティブに動ける年齢までなのかな……
それとも70代の先輩を、アラ○○でくくるのは、一般的に失礼にあたるのかも。



個人差の年代

どの年代も、それぞれの人生を歩んでいるはずだが、個人差があるというのが現実。

わたしの父は、40代なかば、アラフォーか、アラフィフの頃より、社交ダンスを習っていた。
習うというより勝手にホールに出入りしていたに近い。

60代、アラカンになっても続けていました。父の足腰は丈夫だった。
まだまだ動く、若い若いと、自画自賛しながら。
後年、父は階段から滑り落ち、脚と膝を痛めたようだ。
「医者に靭帯が切れたと言われた」


話を大きくしているのでは?
わたしは、いぶかしがったが、父はその後、だんだんと歩きづらく、変な歩き方になってしまった。
70代なかばで、父の社交ダンスは終了。
階段落ちから、ほどなくのダンス引退でした。


70過ぎれば、いちどケガすると前と同じように回復しないんだなぁ。
わたしも、気をつけよっと……
ダンス好きの遺伝子は、わたしにも伝わった、それはよいのだけれど。

バレエの大先生も70代に入り、心身のケアに余念がないそうだ。
人より動けるからといっても、油断大敵。個人差が大きい年代。


いちどケガすると……以下省略。


70代を表す言葉があれば、と切に思う。
「後期高齢者」以外の、前向きのネーミング。
いい意味で応援になればいい。
アラカンの上の世代に。アラセブ。

動けるのは、いまだけ。
できるときに踊ろう。


きょうも、アラセブ大先生のレッスン。
バレエシューズをリュックに詰めるアラカンの、わたしがいる。


70代、アラセブまでレッスンするぞ!


毎週木曜日は
「バレエ・ダンス」の日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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