大阪・ハaハaハaさん (天保山おさんぽ)前編
大阪市港区。日本一低い山・天保山に遠足に行ったのはいつの日か。いまでは二番目に低くなりました。ハaハaハa と笑って、おでかけに。
むかしのたてもの、めざしていこう。前編です。
(1680文字)
ハaハaハaさん
大阪港といえば、海遊館がうかびます。今回は水族園ではなく、海岸通の「むかしのたてもの」が最終目的。さて、どんなおでかけになるのでしょうか。
もより駅は……
●Osaka Metro大阪メトロ・中央線・大阪港駅…徒歩約5分
天満屋ビルは、戦前の1935年(昭和10)にできました。港の仕事をする回漕業の会社でした。
外壁は、黄土色というか砂漠のようなコンクリート色。タイルは、「スクラッチタイル」(再現)といい、独特の立体感と表情があります。
まるいカド・縦長の窓、まるい窓も時代を感じます。
同時代の大阪のたてもの、そろってこんな色です。雰囲気も似ています。
◆オマケ・大阪の近代建築すこし◆
竣工当時より経年のため、いろんな変化もあるでしょう。戦争や台風をくぐりぬけてきた、たてもの。
たのしみにして、おでかけ。
大阪メトロ・大阪港駅
中央線はメトロ(地下鉄)だけど、奈良の山の高いところは「近鉄・けいはんな線」。
大阪市内は地中を走り、また湾岸で線路が高くなります。スリリングに大阪港駅まで。
この大阪メトロ・中央線は、いそがしい。大阪港の先は、また地中へ。未来のようなコスモスクエア駅へつながります。
天保山公園
大阪港は古くて新しいところ。
標高・約4.5メートルの天保山。
ながらく日本一低い山でした。現在は宮城県仙台市・日和山にその座を譲り、日本で二番目に低い山です。
もはや、どこに天保山の山頂があるのか。一帯は、塔が立つ広場になっています。
大阪は、むかしから川に船がゆきかう商売のまち。上流からの土砂が堆積し、船が通れないのが悩みでした。
この地にそそぐ安治川も、商売とセットで「川ざらえ」。せっせせっせと土砂を積み上げ山となり、天保年間なので「天保山」。
みはらしもよく、緑の山と青い海。天保山は、たちまち観光名所に。
絵画のテーマにもなり、にぎやかになりました。
明治になり、築港として整備されました。市電も走り、にぎわうまちに。
船の往来が多く橋を架けられなかったので、渡し船があります。頭上には高速道路が通る、そのギャップもいい。
天保山ハーバーピレッジ・海遊館
みんなだいすき、大観覧車や海遊館。古きと新しき施設が共存するエリア・天保山。
夜景もきっと極上。
海遊館を南へ。海岸通まですこし歩きます。すこしだけ殺風景。倉庫や会社がならんでいます。
天満屋ビル
海岸通というけれど海は見えず。おおきなトラックが波のように、ごうごうと走ります。物流業の湾岸。
道路の向こうにメトロの車両。シューッと速くスマートに。ちょうど地上と地下のさかいめ。
天満屋ビルが船のように見えます。
階段を上る下りるのくりかえし。
ステキな調度品。雑貨がならびます。
天保山の不思議なたてもの。
なかは、どうなっているのでしょう?
つづきます。
いつも こころに うるおいを
水分補給もわすれずに。
さいごまでお読みくださり、
ありがとうございます。
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