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打ち合わせとウールのコート

今日の午前中は舞の稽古をして、午後からは小唄のお師匠さんと打ち合わせでした。

小唄と舞の会をやりましょうとのお話。伝統芸能の愛好者が少なくなってきている昨今、実演家どうしが協力し合って横のつながりを強めていかなあかんなぁ、と常々思っているので、こういうお声掛けをいただくのは、ほんまに嬉しくて。

空に羽ばたくようなイベントに!という気持ちを込めて、雲柄の大島のきものに、鳥の織り帯。上着にウールのコートを羽織っていたらとても暑くて、袷の道中着にすればよかったと反省。暖冬は着るものに困ります。

ウールのコートといえば。

軽くて暖かいので真冬には重宝していますが、フリーサイズの既成のものなので、なんだか不恰好なんです。寸法がぴっちり合うようにするには、和裁の知識がある洋裁士の方に縫ってもらわないといけません。でも最近ではそういう方が見つからなくて…。

昭和30~40年代の婦人雑誌の別冊付録には、ウールの洋服地でつくる着物用コートの型紙がたくさん載っていて、いつか縫える方と知り合ったらぜひ、と思って集めてたんですが、度重なる引っ越しで、それらもどこかに紛れてしまいました。ちょっといいカシミアの生地なんかで作ってもらえたら、と夢見てたんですけど。

もう少し日常にきものを着る方が増えれば、既成のコートでもサイズ展開されるでしょうか。伝統芸能も、きものも、愛好者が増えればいろいろええなぁ、と思ったことでした。

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