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5歳息子の「ものがたり」

こんにちは。


いつものように
息子(5歳)娘(3歳)と
お風呂に入っていたときのことです。


私と娘は
先にお風呂からあがり、
息子はまだ
湯船につかっていました。


私は、洗面所で
娘のお世話をしたり、
髪の毛を乾かしたりしながら、
息子が、
お風呂から出てくるのを
待っていました。


すると、
お風呂場から
息子の声が
何やらぶつぶつと
聞こえてきます。


息子
「みぎくん、みてー。
 おたんじょうびだったから、
 剣をよういしといたよ」


どうやら、息子は
自分の右手と左手を
「みぎくん」「ひだりくん」という
生き物(?)に見立てて、
息子の世界に
入っているようでした。


私は、何の気なしに
お風呂場から聞こえてくる
息子の声を聞いていました。


息子
「ながいあいだ、
 きみとあえてうれしかったよ。」

「ひだりくん、なかないで。
 ひだりくん、いっしょに
 おともだちになるんでしょ」

「みぎくんも、はじめてないた」


どうやら、
「みぎくん」と「ひだりくん」の
お別れの場面のようです。



さらに
しばらくすると、

息子
「ひだりくん、
 どんなきもちだったでしょう。
 みぎくん!」

「やっとあえたね」


どうやら、
「みぎくん」「ひだりくん」は、
お別れしたあと
再会できたようです。


息子
「ぼくさぁ、
 ひだりくんが、かいてくれた
 はりがみ、うれしくてさぁ、
 ずっといえに、いきたかったよ」


「ひだりくん」からの
何か張り紙が
してあったらしい。

絵本「ないたあかおに」の
一場面にインスピレーションを
うけたのかな?



このあとも、
息子の「ものがたり」は
ずっと続いていました。



私は、この後の支度のことも
(夕飯を食べるなど)
気になったのですが、

息子の「ものがたり」が
一体いつまで続くのだろうと
好奇心がわいてきました。


だから、
そのまま声を掛けず
そっとしておきました。



すると、
気が付けば50分ほど
息子は、
その「ものがたり」を
つむいでいました。


息子の世界は
どこまでも
広がっているんだなぁ🌈✨



そんな息子の世界を
想像すると、
私まで異次元な世界に
飛び込んだような気分に
させられたのでした。

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