マーケターが知っておきたい目的別One_to_Oneキャンペーン15の型

マーケターが知っておきたい目的別One to Oneキャンペーン15の型

イケてる1to1キャンペーンを実施したい!というマーケターのために、CRMキャンペーンの種類・目的別に15の型を事例付きでまとめました。

1.ウェルカムキャンペーン

使用媒体:メール
目的:新規登録・入会ユーザーとの最初の接点を作る

ウェルカムキャンペーンは新規ユーザー向けの特典付きキャンペーンという意味もありますが、ここで言うウェルカムキャンペーンは「新規登録をしたユーザーにすぐにメールを送り、即座に接点を作っておく」ためのキャンペーンです。最初に速攻で接点を作っておくことで、顧客との関係づくりの第一歩とします。

■事例

Resume.com

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Airbnb

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Tripoto

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2.オンボーディングキャンペーン

使用媒体:メール
目的:ユーザーに最初のアクションを促す

ほとんどのアプリはインストール後の最初の3日間でDAUの約77%を失うという調査があります。新規ユーザーはサービスに登録はしてみたものの、そこで満足して終わってしまうというケースもしばしば。オンボーディングキャンペーンは、ユーザーをサービスに引き込み、アクティブユーザーへの移行を促進します。

■事例

TailorBrands

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MailChimp 

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3.リピート購入キャンペーン

使用媒体:メール、プッシュ通知
目的: ユーザーのリピーター化

新規顧客の獲得は、既存の顧客からコンバージョンを獲得するよりも5倍の費用がかかるといいます。サービスの収益性を高めるためにはリピーターの育成が必須です。初回購入したユーザーを対象に、個々にカスタマイズされたキャンペーンを作成してリピート化をねらいます。

■事例

Pinkberry

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Flaberry

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Flaberryのメールをよく見ると、割引クーポンコードPRIY10は、ユーザー名の最初の4文字が含まれているものだとわかります。クーポンコードをパーソナライズしてしまうという面白い事例です。

H&M

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4.エンゲージメント活性化キャンペーン

使用媒体:プッシュ通知、メール
目的:再訪を促す

昨今では常に新しい娯楽やサービスが出続けるため、ユーザーを繋ぎ止めておくにも対策が必要です。ユーザーの定期的な再訪を促すために、お得な情報や興味を惹くようなコンテンツをプッシュしましょう。

■事例

QuizUp

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RunKeeper

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BuzzFeed

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5.マルチチャネルキャンペーン

使用媒体:プッシュ通知、メール、SMS
目的:マルチチャンネル対応

現代ユーザーの多くは、複数のデバイスを使い分けています。スマホで検索して最終的なCVはPCから行ったりなど。このようなマルチチャンネルの動きに対応する必要もあります。

■事例

Ola:  SMSとメールの例

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インドのタクシー配車アプリである Olaは 、SMS、電子メール、プッシュ通知、アプリ内メッセージングをフル活用してサービスを宣伝しています。

BookMyShow: プッシュ通知とメールの例

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映画チケット予約サービスのBookMyShow は、スーパーヒーロー映画Justice Leagueについてプッシュ通知、メール、アプリ内メッセージングを使って1日おきに、メッセージを送っています。

Zivame

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ランジェリーの小売業者Zivameは、カートに商品が入った状態で未決済だった場合、モバイルプッシュ通知とSMSで通知が来ます。更にサイトにアクセスしても、今度はWebプッシュ通知が来ます。

6.パーソナライズキャンペーン

使用媒体:プッシュ通知、メール、SMS
目的:CVを促す

デモグラフィック属性と行動データからユーザーをセグメントし、パーソナライズしたメッセージを送信します。セグメントとレコメンドが的確であれば、魅力的なオファーとなるでしょう。

■事例

NORD STROM: メールの例

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Overstock: プッシュ通知の例

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Netflix: プッシュ通知の例

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Amazon: メールの例

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7.クロスセリングキャンペーン

使用媒体:メール
目的:クロスセル

クロスセリングとは関連商品や補足商品を売り込むことです。Amazonはこの戦術で大成功を収めており、収益のほぼ35%がクロスセリングから生み出されているといいます。ユーザーがCVするたびにカスタマイズされたメッセージを送信し、ついで買いを促しましょう。

■事例

Crate&Barrel: メールの例

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Amazon: メールの例

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EasyJet: メールの例

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8.情報更新

使用媒体:プッシュ通知、電子メール、SMS   
目的:取引の過程をリアルタイムで通知

サービスの種類によっては、取引の過程でいくつかの重要なポイントが発生します。例えばデリバリーサービスの場合など、注文受付の確認、料理の発送タイミング、予想到着時刻の確認など、リアルタイムでユーザーが知れた方が安心な情報があります。そうした更新情報を逐一メッセージで送り、サービスの信頼性を守ります。

■事例

Ola: メール+ SMSの例

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Olaは、クレジットが成功すると、トランザクション情報をメールとSMSでユーザーに自動的に送信します。

United Airlines: プッシュ通知の例

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Google: プッシュ通知の例

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9.A / Bテスト

使用媒体:メール、プッシュ通知   
目的:A / Bテスト

A/Bテスト何が効果的で何が効果的でないかを理解するのにA / Bテストは重要です。キャンペーンでテストした内容を他の広告媒体で展開するなど応用も可能です。

■事例

Microsoft Emailバージョン1 

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Microsoft Emailバージョン2

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背景色を大胆に変えたマイクロソフトの例。

Yummly: プッシュ通知の例

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真ん中の通知が+1300%の効果があったというYummlyの事例。ほんとか?

10.フィードバックキャンペーン

使用媒体:メール、プッシュ通知  
目的:ユーザーの課題の抽出

サービスに対するフィードバックは改善の基盤です。ユーザーからフィードバックを入手するのはなかなか難しいですが、キャンペーンを活用して集めることも可能です。

■事例

WHALE: プッシュ通知の例

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PAPA JHONS:  SMSの例

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TAILOR BRANDS: メールの例

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Tinder

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Amazon: メールの例

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11.アップセルキャンペーン

使用媒体:メール
目的:アップセルの促進

アップセルは、顧客に応じてよりプレミアムな製品/サービスを売り込むことを意味します。ガートナーのレポートには、「将来の収益の80%以上が顧客の20%から生み出される」という記述もあります。

■事例

Kotak Mahindra: メールの例

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Quikr: メールの例

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12.マイルストーンキャンペーン

使用媒体:メール
目的:顧客のロイヤリティを高める

特典が受けられるマイルストーンを設定し、ユーザーが条件を満たすごとにメッセージと特典を送付します。サービスの活用にゲーム性を持たせ、顧客のロイヤリティを高めるのに役立ちます。

■事例

PAYBACK: メールの例

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誕生日にボーナスポイントがもらえる。

Uber: メールの例

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優良ユーザーに選ばれると特典が受けられる。

13.紹介キャンペーン

使用媒体:メール、アプリ内通知
目的:口コミの拡大

Nielsenによると、友人知人の口コミで紹介されているものは4倍購入率が高いという調査があります。紹介特典を組み合わせて口コミを推進する手法が王道です。

■事例

Dropbox: メールの例

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Uber: アプリ内メッセージの例

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14.ロケーションベースのキャンペーン

使用媒体:プッシュ通知
目的:リアル店舗への入店促進

ユーザーが特定のエリアに実際に入るごとに、パーソナライズされたメッセージを自動的にプッシュ。ジオフェンシングを使用すると、モバイルマーケティングからのコンバージョンが倍増する可能性があります。

■事例

スターバックス: プッシュ通知の例

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ModaIn Pelle: プッシュ通知の例

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15.期間限定キャンペーン

使用媒体:メール、アプリ内通知
目的:販促

期間限定キャンペーン、またはタイムセールは販促の王道的手法です。

■事例

Paytm&Flipkart: プッシュ通知の例

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BANANA REPUBLIC: メールの例

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以上です。

1to1キャンペーンは実際にやってみたいと思っても、何をやっていいかなかなかわからない事も多いもの。本Noteが少しでも参考になれば幸いです。

参考:Webengage

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