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ドイツ生活あれこれ

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初めての海外生活でドイツに住んでいた頃に発見したこと、感じたこと。
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記事一覧

ドイツと日本から、プレゼントを送り合った。

noteを初めて知って書き始めたのは、ドイツにしばらく住んで日本に帰って来た後のことでした。 滞在中に現地でたまたま知り合って、仲良くなったのが彼女でした。 やりとりが始まる 人との繋がりは不思議なものですね。 コロナ禍になってしばらく経ってから、また彼女と連絡を取り合うようになり、ある時からオンライン通話を始めました。 当時、ドイツの街は数ヶ月も続くロックダウンの最中。日本でも、緊急事態宣言が頻繁に発出されていました。 お互いに通常時より外出できないために、予定を合

初めてライン川クルーズに行ってみた! ~ドイツ旅行記#4

数年前、西ドイツの町に住んでいた頃のお話です。 体験してわかったライン川クルーズの良さ、ドイツの城についての豆知識を書いています。 ライン川は、私のアパートから徒歩5分。川沿いは良い散歩&ランニングコースでした。 天気の良い休日は、散歩する多くの人が行き交います。家族連れ、カップル、犬の散歩をする人… 何もない道なのですが、広い川沿いは気持ちが良く、クルーズ船や貨物船がしょっちゅう通り過ぎるのも、見ていて面白かったです。  ライン川クルーズをしきりに勧められる春〜初夏は、

ドイツに住んでから自分の意識が変わった、ファッションのこと

数年前、西ドイツの町に一時期住んでいました。 短い間でしたが、今まで知らなかったことに沢山向き合った日々でした。 「二十歳になったら人の性格は変わらない」という通説をよく聞きますが、全然そんなことはなかったと実感しています。異国に住むという大きな環境の変化は、大人になった私の人生にも強く影響を及ぼしました。 今回の記事では、主にファッションについて、意識や行動が変わった点を書いてみたいと思います。 普段、着飾らなくなった。日頃のおしゃれ度が下がりました。 言い方を変える

ドイツ一人暮らし自炊生活を振り返る #3 ~そろそろ日本のものが食べたい

ドイツで一人暮らししていた頃のことをnoteに書き、沢山の方々に読んでいただいた。 スキやコメントをいただき、いつもありがとうございます。 自炊生活を振り返るのは、今回の記事で3回目。 全部合わせると、ちょうど15日分だ。 久々に振り返ってみると面白かったこともあり、記事にまとめてみた。 ここでは便宜上「◯日目」として日付順に紹介している。 たぶん、今回の記事で振り返りは最後になりそうだ。 11日目 白身魚、リーフサラダ、ミニトマト この日はスーパーで勇気を出して、初

ドイツ一人暮らし自炊生活を振り返る #2

ドイツ一人暮らし自炊生活を写真と一緒に振り返る、第2弾。 今回は、渡独してちょうど1か月経った頃の5日間。 (例の如く、毎日撮っていたわけではないので、ここでは便宜上「◯日目」として日付順に紹介する。) 前回の記事はこちら↓ 6日目 フランクフルトソーセージ、サラダほうれん草、ミニトマト、ゆで卵 顔よりも長い(!)フランクフルトソーセージ。日本でいうホットドッグ用のソーセージだ。 ドイツのソーセージは、とにかく種類が膨大。近所のスーパーは小さめの店舗だったが、それで

ドイツの秘境 モンシャウ(Monschau) 国境沿いの山間に佇む美しい町 ~ドイツ旅行記#3

ドイツ在住時、初めてのドイツ旅行を振り返る! ケルン、アーヘンを訪れた後、ベルギー国境沿いにある秘境・モンシャウを目指す。 (前回のアーヘン編はこちら↓) 1. モンシャウ(Monschau)について皆さまは、モンシャウという町をご存知だろうか。 「知ってる!」という方は、かなりのドイツ通とお見受けする。 日本の観光ガイドブックで採り上げられていることは、ほぼないだろう。 そんなモンシャウは、実はドイツでは有名な観光地。 「アイフェルの真珠」とも呼ばれるほど美しい、アイフ

西ドイツの小さな古都 アーヘンで巡る、世界遺産第1号と温泉! ~ドイツ旅行記#2

ドイツ在住時、初めてのドイツ旅行を振り返る! 前回のケルン編に引き続き、アーヘンに到着したところから。 (前回のケルン編はこちら↓) 1. アーヘン中央駅(Aachen Hauptbahnhof)ケルン中央駅からおよそ30分、アーヘン中央駅に到着。 アーヘン中央駅は、小ぢんまりとした石造りの駅舎。 街全体がこんな雰囲気で、長い歴史を感じさせる。 (この日は曇ってきたので、余計に建物が暗く見えてしまう…) 駅を降りてみて、私はアーヘン好きだな〜と感じた。 ケルンのような大

西ドイツの大都市 ケルンで出会う、迫力の大聖堂とチョコレート博物館。 ~ドイツ旅行記#1

ドイツ在住中は、本当にたくさん旅行した。 年間で6カ国くらいは行ったはず… こんなに各国へ旅行したのは、これが最初でもしかしたら最後かもしれない。 ドイツに住んでいると、特にEU圏内の国に行くのはとても簡単だ。 シェンゲン協定が結ばれていればパスポートチェックも不要。 フランス、ベルギー、オーストリアなどの隣国へは、電車に数時間乗っているだけで到着してしまう。 まずは渡独した春の最初の旅、西ドイツのケルン、アーヘン、モンシャウについて書きたいと思う。 *** 初日は朝

ドイツ人と薬と病院 ~初のApotheke潜入と、病院に行かないドイツ人

ここ数日、朝晩の空気がすうっと冷えて、秋の気配が感じられるようになってきた。 湿度が低くて、涼しくて、肌寒いくらいの風が通り抜けていくと、ドイツに住んでいた時のことが、ふっとよみがえる。 似たような情景、香り、空気、触感。 こういったものが、眠っていた記憶の箱を開けるのだ。 きっと人はこういう風にできているんだと思う。 初めてのドイツの春ドイツに渡ったのは、日本らしく年度始めの春だった。 4月といえば、日本の多くの地域では桜が咲いて、早いと散り出している。 もう真冬のコー

ドイツ一人暮らし自炊生活を振り返る #1

ドイツで一人暮らししていた頃のことをnoteに書き、沢山の方々に読んでいただいた。今日は、ドイツ一人暮らし自炊生活を写真と一緒に振り返ってみたいと思う。 写真については、気が向いた時に自分で撮ったものだ。(だんだん生活自体が日常化してきて、撮らなくなった。) 毎日撮っていたわけではないので、ここでは便宜上「◯日目」として日付順に紹介する。 まずは最初の5日間。渡独してから1ヶ月も経っていない頃の食事を振り返る。 1日目 紅茶、レタスとミニトマトのサラダ、茶色い食パン、

ドイツの美味しい白いピザ ~フラムクーヘン(Flammkuchen)

今日はドイツの美味しい白いピザ、フラムクーヘン(Flammkuchen)について紹介したいと思う。 クーヘン(ケーキ)なんてお菓子のような名前だが、これは全然甘くない、れっきとしたお食事用のピザなのである。 ドイツのレストランではたいていメニューにある定番のピザで、美味しいのだが、日本では見たことがないのが不思議だ。 フラムクーヘンとの出会いフラムクーヘンとの出会いは、職員食堂でのランチタイムだった。 ドイツに住んでいた頃、平日は職員食堂で昼食を食べていた。 職員割引があ

オフィスで見た、ドイツ人の働き方9選

今日はドイツのオフィスで経験した、日本との働き方の違いを9つ紹介したいと思う。 ドイツの労働生産性が高いことが日本で話題になっているのを、よく記事で見かけることがある。実際ドイツ人の働き方を見ていると、確かに…と思うところもあれば、そうかなぁ…?と疑問に思うこともしばしばあった。社会が違うと求められていることも違うので、一概に比較するのは難しい。 これは、ドイツ西部の街のとあるオフィスで働いていた頃の経験をもとに書いている。単純に面白いなと思っていただければ幸いである。

私は毎日、カプチーノを頼み続けた。 ~バリスタのおばさんとの出会い@ドイツ

ドイツに駐在していたとき、職場の敷地内にカフェとレストランがあった。誰でも利用できるが、職員は割引があるのでリーズナブルに買うことができた。 これは、そのカフェで数ヶ月にわたり繰り広げられた、バリスタのおばさんと私のやり取りの話である。 コーヒーが好きになる私はドイツに住んでから、もっとコーヒーが好きになった。 ドイツのコーヒーは美味しい。 お手頃でもあるので、日常的に買える気軽さ。 カフェやイートインのあるパン屋さんでは、たいていイタリア製のエスプレッソマシンがあった。

梅雨空に想う ~ドイツ人も嫌いな、どんより空の冬

ここのところ毎日雨ばかり降る。 空全体が灰白色の雲に覆われた空。 梅雨らしい天気だけれど、あまり気分の明るくなる光景ではない。 こんな空を見上げて思い出すのは、ドイツの暗い冬のことだ。 暗くて寒く、曇天が続く長いドイツの冬。 今日はドイツで経験した、日照時間の短い冬のことを書きたいと思う。 どれくらい暗いか?これは断然、今時期の梅雨空よりもドイツの冬の方が暗い。 初めての冬、経験したことのない連日の暗さに驚いたものだ。 なぜなら、ドイツの冬は日照時間が短いから。 真冬