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たくさんの視点の広がりと

2020/12/12(土)〜13(日)阿佐ヶ谷〜高円寺間の高架下空き倉庫で行われた、まちの視点の百貨店に参加してきました。

マニアフェスタでお馴染みの株式会社別視点さんによる、まちのお散歩ゲームです。

マニアフェスタ。お馴染みではない方もいるかもしれませんが、わたし的には超お馴染み、「マニアさんたちが集まるあれだよね!」ってやつです。
ご存じない方には是非こちらを一読願いたいのですが。

例えば、食べ方の順番を研究している食べ方マニアさん
どこかでみたことある人をテーマに人の顔を描く世界中の人マニアさん
片方だけの手袋を研究する片手袋マニアさん
のようなツワモノが一堂に会します。
あまりハマれるものがない私にとって、マニアさんたちは神のような存在。
顔ハメ看板マニアさんにお会いできた時には、著書を愛読していたために、ついつい「あ、本物の人だ!」とご本人目の前にして言ってしまいました笑
ハマれるものがあるって素晴らしい。

そんなマニアさん×まちのイベントが、今回のまちの視点の百貨店です。

お散歩ゲームイベント「まちの視点の百貨店」は
ものの見方 = 視点 が手に入るイベントです。

かっこいい壁や、きれいな壁。誰かが落とした手袋や、地面についた足跡。
スキマから生える植物に、ロボットみたいな車止め。
これまで通り過ぎていたものでも、
じっくり観察してみたり、ちょっと見方を変えると、実はとってもおもしろい。
そうやって、いろんな「視点」を武器に揃えたら、まちの景色がひとあじ違って見えてきます。

「視点」の数だけ、目の前の世界が豊かになる。
「視点」をゲットして、いつもの道を100倍楽しもう!

マニアフェスタはマニアさんたちの物販がメインなのですが、今回はまち歩き。
基本的には、オリエンテーリングのように、お題の答えを探しながら個人個人でまち歩きするので、密にならない!
このコロナ禍にはもってこいの内容です。

そんなまち歩きのお題(視点)はこちら!

アート壁の視点、はみ出す緑の視点、顔の視点、見立ての視点、看板文字の視点、片手袋の視点、誰かがいた跡の視点、街角DIYの視点
の8つの視点を探して、街を歩くよ。

う〜ん。マニアさんならではの視点!!
一般の方はよく分からないなってなると思うので・・・
例えばこんなやつです。こんなやつを探してまちをうろうろするのです。

メイン会場のパネル展示には、事前にマニアさんやまちの人が見つけたものたちがありました。
私は、まちに繰り出す前にこのパネルを見ながら「自分の視点」を広げる練習をしました。思考の準備運動ですな。

そんなこんなでまち歩き(高架下の通路をうろうろ)して、私が見つけたのはこちら。

アート壁。
うちの会社の人ならきっと誰もがわかるあの壁です。

「こうえんじ」の「じ」。
「こうえんじ」の5文字の中で探すのが一番難しそうな「じ」を発見。
のぼり旗に「だけじゃない!」って書いてありました。

誰かがいた跡。
うん。ここに誰かいたんだろうなぁ。。
鍵の番号が「2821」になってたから、「0821」で開くとすると、誕生日が8/21の人がいたのかな?


このイベントに参加してみた結果、

①本当に視点が広がる!
何十回も通っている阿佐ヶ谷〜高円寺の高架下ですが、気づかなかったものたちがたくさんありました。
広がりすぎて、「労災」の「災」の字だけフォントが違うのでは?と、工事現場の看板の前で気になって仕方なくて何分も立ち止まってみたり。



②歩く速度がゆっくりになる!
視点を探しながら歩いていると全然進まない笑。
時速何キロなんだ!?というノロノロ速度で練り歩いていると、またさらに気になるものが目に入るという無限ループ。
もしかすると、いつもの道をゆっくり歩くだけで今まで気づかなかった発見があるかも。

③参加者同士の謎の親近感!
ゆっくり歩いていると、視点を発見した時に使う青いフレームを持った参加者さんたちと出会いまくるので、親近感湧きます。「あ、あの人も視点が広がってるのね」と。
「視点が広がってる人」がまちに溢れていました。

④見立ての視点って、観光地のアレと一緒!
「◯◯のように見える」という見立ての視点は、「まるで夫婦みたいに見える」夫婦岩と同じですよね。昔の人も見立ての視点やってたんじゃん。
今回見つけた見立ての視点も何年か後には観光地になってるのでは。

⑤マニアさんも参加者(まちの人)も視点が広がる!
普段そこで暮らしているまちの人たちの視点に触発され、マニアさんたちの視点が広がるのはもちろん、マニアさんたちの視点によって、まちの人たちの視点が広がります。何気なく通っているいつもの道が新鮮に映ります。「マニアさん=見えている人」の威力すごい。知らないまちより、普段暮らしているよく知っているまちでやったほうが面白い。外の視点×内の視点で翌日から「見えている」暮らしができるようになります。
色んなまちでこれをやったら、自分のまちを楽しめる人が増えていきそうでいいな。

今回のイベントは、高架下芸術祭高円寺×阿佐ヶ谷映画祭高架下を楽しもう!などを開催してきた高架下空き倉庫(弊社物件)を舞台に行われました。
芸術祭の時にお会いした別視点の松澤さん橘内さんと「ここでまちを絡めた何かやりたいですね」とお話ししたのが実現しました。(私は育休中だったから何もやってないけどw)
本当に実現されて単純に嬉しい!
これからもまちの人の暮らしが楽しくなるしかけ、色々やっていけたらいいな。


最後におまけ
同じ会社のみやねぇとツーショット。服がかぶりました笑

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