家は自分で作れるもの? #口永良部島空き家リノベ #0
「大工さんの仕事じゃないの?」
こんにちは!口永良部島のケイです。なんか成り行きで 万全な計画のもと、空き家の改修を始めましたが、ちょっと待ってください。少し前までケイは、「家を建てる・直すのは大工さんの仕事でしょ?」と思っていました。
どうして自分も空き家改修をしたいと思ったのでしょうか?
そこで今回は、空き家改修を始めるまでの経緯を書いていこうと思います。
ではさっそくいきましょう!
(移住までの話はこちら↓)
移住後の仕事
移住後、僕の地域おこし協力隊としての仕事は、「とにかく地域に馴染むこと」でした。
島のいろいろな人の仕事に”お手伝い”と称してお邪魔せさてもらい、名前と顔を覚えてもらっていました。実際には、勝手のわからない素人が横でうろちょろするだけなので、結構邪魔だったと思います。
でもおかげさまで早く、自分の顔を覚えてもらえました。
今では、島の人なりの歓迎だったのかなと思っています。改めて、感謝です。
“お手伝い”を通して驚いたのが、島の人は「なんでも自分たちでやってしまう」ということ。
島に来るまでは、
のように、各分野には専門の人がいるんだと思っていました。
でも島では、
・夏に伊勢海老漁をして、冬には土木工事をしてる人
・鹿を獲りながら家の建て直しをしている人
・トラクターで畑を管理しながら、船で海に出て魚突きをしている人
など、なんでもアリでした。
特に大工作業は、みんなができるくらい、技術と知識があります。もちろん本職の大工さんほどではないかも知れませんが、素人目には驚きです。
離島の離島で人口も少ないからこそ、自分達でやれる知識と経験が備わっているのかも知れません。
大工の経験が増えていった
その後も”お手伝い”として、いろいろな島の人の大工仕事に関わることが多くありました。
島に本職の大工がいないのと、「自分でやる」という島の気風もあるのかも知れません。
手伝いを通して大工に興味が湧き、島外の古民家再生ワークショップにも参加するようになりました。
こちらは内装工事ですが、自分が普段仕事をしている、口永良部島観光案内所の天井修繕・壁の塗り直しにもチャレンジしました。
自分でやるのは、時間はかかるし出来栄えも悪いけど、それ以上に達成感があるし、仕組みがわかるので、とても面白いと感じるようになりました。
同じ移住者で、空き家を建て直し始めた人がいた
そんな折に、自分より少し前に島に移住してきた人で、定住に向け、空き家を改修し始めた人がいました。
元々バイクのガレージを作った経験があるそうですが、本格的な大工は初めてのきむさん。
一人で毎日コツコツと改修を進め、はや1年。今年中の引越しを目標に、現在内装を頑張っています。
きむさんに教えてもらいながら、僕も時々手伝ったりしました。
家ができていく様子と、「改修後の家でゲストハウスを開きたい」と語るきむさんを間近で見ていて、とても楽しそうだな〜と感じました。
そんな刺激を受けて、自分の家を自分で建てたい!と思うように。
せっかく空き家を改修するなら・・・
でもせっかく家を直すなら、地域おこし協力隊の任期後の仕事として、何かできる場所にしたい。
そこで、口永良部島の食の魅力を外に向け発信できる『食品加工所』の立ち上げを目標にしました。
・・・というのが、大まかな空き家改修決定までの経緯です。
一人で、しかも素人がシロアリで柱まで痛んだ家の改修をするのは、大変だし、危険です。
それでも、口永良部島に移住してから、島のいろいろな人の大工仕事を見て、「使ってもいいよ」と言ってもらえる空き家があって、地域おこし協力隊の活動として取り組める1年半があって、僕は絶対にやりたいと思いました。
人生で二度あるとは思えない、空き家の建て直し。
長丁場なので、怪我に気をつけて、コツコツと、何より楽しみながらチャレンジしていこうと思います!💪
それではでは〜。
お知らせ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
たくさんの縁があって始まった空き家改修ですが、僕の活動を、多くの人に知ってもらいたい、また、応援してもらいたいと感じ、クラウドファンディングを始めました。
ページをご覧になって、もし共感していただけたら、応援してくれませんか?
口永良部島の魅力が詰まった返礼品もご用意しました。数に限りもありますので、お早めに。
今回載させていただいたきむさんの移住日記もあります!
口永良部島の自然あふれる生活の様子が載っていますので、ぜひ覗いてみてください。
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