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shizai潜入部|モノづくりの現場から。【段ボール工場見学編】

shizai note編集部です!
shizaiという社名のとおり、私たちの事業には梱包資材が必要不可欠です。 shizaiは、生産を行う施設を自社で持たず、国内外約500の一次製造工場と連携しています。
shizaiのお客様が作りたいパッケージをお届けするため日々多くのサプライヤー(製造工場)さんが協働してくださっていて、その1社1社全てに現場を支えるプロフェッショナルな職人さんが大勢います。

これまで、shizaiの社内にフォーカスした記事を公開してきましたが、 今回はサプライヤーさんにスポットを当てて、各工程のこだわりや工夫、人の目や手によって支えられているということをお届けしたいと思います!
先日、日頃お世話になっているサプライヤー様の工場にお邪魔して、段ボール箱の製造工程を勉強してきました。

工場の様子や製造工程、その過程で行われる作業風景など。 モノづくりの魅力を職人さんへのリスペクトを込めてご紹介します📦

工場見学の目的

今回、事業開発の小田、エンジニアリングマネージャーの前田とプロダクト開発の加藤の3名で伺いました。
今回の訪問は、会社が企画したものではなく、小田を発起人として企画しサプライヤー様のご厚意で実現しました。
(快く受け入れていただき、本当にありがとうございます!)
これを機に、オンボーディングプログラムとして組み込むのもありだよね。という話も社内で出たり。

今回の訪問目的を3名に聞いてみました!
小田(事業開発)

🎤 私から取締役の油谷に、即効性のあるオンボーディング施策として相談したんです。製造プロセスや機械の稼働状況など実際の現場を直接目にすることで、製品やプロセスについての理解が深まるので、専門性が高く日々の営業活動に必須の知識を最短でインプットするベストプラクティスかなと。

前田、加藤(プロダクト開発)

🎤 エンジニアとしてPCに向き合って開発作業するだけでなく、shizaiが取り扱っている商材の生産現場を生で見ることで、事業に対する解像度を高めてより良いプロダクト作りをしたいと思い、参加しました。

一番左がサプライヤー様。丁寧に説明してくださってます。(感謝!)

段ボール箱ができるまで

今回は、スタンダードな段ボール箱の製造工程をご紹介します。 印刷方式が違ったり、製造工程が複雑で、より人の手が必要なものもあります。

工場内

とにかく広い、、!

とにかく広い、、!

原紙

1〜2mの特大ロール状の原紙から段ボールが作られます。 また、原紙ロールは5cm刻みで幅があります。
段ボールの原紙ロールは、とても大きく基本的には茶色か白です。

ロールが積み重なり、そびえ立つ原紙ロールマウンテン

コルゲーター

コルゲーターという機械をご存じですか?
コルゲーターとは段ボールシートを製造する巨大マシンで、全長約80メートル。 これがなければ、段ボールはできません。
段ボールは3層でできており、コルゲーターを稼働させることで原紙の状態のものを貼合(※)し、段ボールシートを製造します。
貼合直後の段ボール箱はホカホカで、湯気が立っています。(180-190℃にもなるとか)
貼合(てんごう):原紙3枚を貼り合わせ、段ボールシートをつくる工程のこと

印刷

段ボール箱への印刷はフレキソ印刷を基本の印刷方式としています。

基本の色パターンは決まっており、色数が増えると、当然使用するインクは増えます。
また、特殊な色(特色)の場合は、色見本を指定し、インクを混ぜて調合したものを使用するため手間がかかります。特色の調合は、職人さんが1色ずつインク調合をしています。

緑系だけでも「草色」「朝葱色」などバリエーションが豊富

印刷、抜き機

また、木型は大小関係なく、お客様のそれぞれの要望に沿ったサイズや形状のダンボール製造のため、1点1点オーダーメイドで作って保管しているそうで、筆者にとっては新鮮な発見でした。
(木型は木型メーカーが製造しています。)

※機密保持の観点でぼかし加工をしています

糊どめ&乾燥

こうして出来上がった段ボールシートを箱にするため、糊付け、圧着させたら完成です!

工夫の豆知識

出来上がった段ボールシートは時間が経過すると反ってしまうため、完成後に時間を置かずに即、機械投入したり、段ボールシートを反転させることで反ってしまわないよう対策をされているとのこと。
ここでも細やかな職人さんの技と手間暇を垣間見ることができました。

段ボールって奥が深い

1.形状、材質も多種多様 → 表現の幅が広がります

段ボール箱と聞くと、茶色いみかん箱のイメージが強いかと思います。
しかし、現在は配送時(注文した商品が届いた時)に消費者の手に一番最初に触れるものなので、企業ブランディングの一環として使われることも増えてきた資材です。
ぜひ、開封体験(Unboxing)の向上のために、D2CやEコマースのサービス提供される方(以外の事業者さんにも!!)にはもっと活用してほしいと思っています!

2.shizaiは梱包資材2.0を提案します

従来の梱包資材の用途としてだけではなく、ブランド力向上や顧客満足度向上を目指す新しい梱包資材の価値として私たちは梱包資材2.0を提案しています。
👇詳しくはコチラをご覧ください😀

工場見学を終えて:モノづくりはすごい!

冒頭お伝えしたように、段ボール箱ができるまでに何人もの人の目と手が加わっています。
サプライヤーもshizaiも、向かう先はお客様にとって最適なパッケージを提供するため。日々全力で同じ想いで向き合っています。

普段は見ることのできない工場の中身を少しでも知っていただくことで、自社製品に使用している配送箱やパッケージ、このnoteを読んでくださってる皆さまが普段手に取る配送箱やパッケージへの新たな気づき、目の前に見えない人や日々の中で意識しないものの背景を知っていただくきっかけになっていれば嬉しいです!

余談ですが。。
小学生(確か低学年)の頃、国語の教科書に「いっぽんの鉛筆の向こうに」というタイトルの話があったんですよね。 話の内容は、たった1本の鉛筆だけど、その鉛筆ができるまでには多くの人の苦労があるんだよっていうお話をふと思い出しました✏️

今回、サプライヤー様には無理なお願いを快く聞いていただいて、感謝しかありません!
shizaiでは、サプライヤー様に「うちにも来て良いよ!」と気軽におっしゃってくださるような関係性を作っていけたらと考えています🙌

おまけ

shizaiでは、新メンバーは入社後すぐから段ボール研修(初級編/中級編/上級編、それぞれ1DAY)を受講しています。
講師はサプライチェーンマネジメントチームの宮村が担当。
宮村は資材業界出身ではなく、数ヶ月前にアカウントエグゼクティブ(セールス)からサプライチェーンマネジメントとチームへ異動したのですが、爆速(異動して1,2ヶ月ほど)で資材知識をインプットして研修の講師役をこなすまでに…!
その他にも、袋に関する研修など専門性の高い資材知識のインプットができるようなオンボーディングプログラムを用意しています。 社内wiki的にナレッジをドキュメントにまとめていったりと、自習できる環境も少しずつ整備しています。

このnoteをきっかけにレガシー産業をディスラプトするのではなく、残すべき部分と変えるべき部分にうまく分解しながら持続的イノベーションを起こしてみたいと思ってくださった方、ぜひカジュアルにお話しましょう!

▽株式会社shizai 会社説明資料

👇カジュアルに話を聞いてみたいと思っていただいた方、ぜひお気軽にご連絡ください!

👇今すぐ応募したい!という前のめりな方も大歓迎です😁

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