【詩】若気の至り

週末に箱詰めランデヴー
ショッキングピンクは予約済み
舐めとった正気と体液の中に
普遍的なおふくろの味を探す君

激しいような凪いでいるような
身分不相応な青春の荒波を
駅のゴミ箱に投げ捨てて舌打ち
持て余す野心と可能性

何も手にできなかっただけのくせに
奪われたような顔で泣き顔の輪に紛れる
きっといつか後悔するだろう
明日にでも後悔できるだろう

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