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謙虚になれる本

•「動物の賢さが分かるほど人間は賢いのか」

•この本の結論言うと、作者は「人間は賢いのか。いやそんなことはない(反語)」と言っています。(と思う)

•タイトルまんまの内容でした。

•作者は動物大好きで大好きで。だからこそ動物には心がないという業界に憤りを感じている。そんな本です。
これ『本ってこんなに怒りをあらわにしていいの!?』って思いました笑

•なんでこの本を買って読んだかというと、猫や犬の動画につく「大人しくて賢い子ですね(もしくはいい子ですね)」に疑問を感じてたから。

•『えっ?大人しいって人間から見て都合がいいってだけでしょ?』って思ってました。
その時は尖ってたんです。今はなんでこんなこと気にしてたんだろって思ってます。

というか、この本が、私のモヤモヤを晴らしてくれました。だって、この作者、動物愛が強すぎるから笑

その分すごくすごく本の中で怒ってるのが伝わってきて、自分より感情的になってる人見ると冷静になる、みたいな現象が起きたのかも。

こんなにすごい人と比べたら私が気にしてることなんてちっぽけだなと。ほんとに些細なことだった。

•あと、この本から謙虚さを学びました。

•猿が顔を識別できるのかっていうテストで、人間の顔の写真見せて実験してたらしい。結果は「全然顔の区別ついてない」。

•その後に猿の顔見せて実験したら、見事違いを認識してたんだとか。

•うん、当たり前だよね。だって私が猿の写真見せられても区別付かないもん。

•なんか、この、うっすら「やっぱりね。私の方が有能!」みたいな思考って人間同士でもある気がする。っていうかしちゃってた。
今は心入れ替えて気をつけてる!

•例えば、私は理論的な思考が割と得意だから、感情的な人見て『なんで冷静に考えれないんだろう』って心のどこかで思ってた。感情を表現できることも素晴らしい才能なのに。

•それから、相手の環境考えずに結果を見て判断してた。

•例えば、職場の新人に対してとか。そりゃあ、仕事の初日とか緊張して、その人の100%の能力なんてだせないよね。

•そんな感じで、相手の結果だけや、できないことをつつくのは「ダサい」って気付きました。

•今も完全に菩薩みたいに、人の不完全さを温かく見守れるわけじゃないけど。以前よりはマシになった。

•そんな感じで、この本は私に大きな影響を与えてくれて、人間として成長させてくれた大切な本です。

•でも、著者怒りすぎてて最後までは読めなかった笑

•人を選ぶ本だと思うけど、このタイトルにピンと来た人にはぜひオススメしたいです。
(こんな本他にあるのかな?)


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