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犬猫の新しい関節症の治療薬

ソレンシアに関する質問をもらったので答えてみた。


ソレンシアは、猫の関節症の治療薬で月1回注射する薬。


犬も同じように月1回注射する関節症の治療薬はリブレラ。


ソレンシアもリブレラもどちらも最近出た新しい関節症治療の注射薬。


こっからはかなり医学的な話になるので、単語が難しかったり


何言ってるかわからないと思うけど、極力わかりやすく説明するように努力するで。


ソレンシアもリブレラもモノクローナル抗体による犬猫の関節症に伴う痛みを緩和する治療薬で


神経成長因子を標的とする犬猫の抗神経成長因子モノクローナル抗体製剤なんよ。


何いいよるかわからんよね。笑


関節症の痛みはいろんな要因が関係していて


関節に障害が起きると神経成長因子が放出されて


痛みの感度が高まって、痛みを強く感じるようになるから神経成長因子にモノクローナル抗体をくっつけて中和する。


中和されると神経成長因子がなくなるから痛くなくなるのさ。


抗神経成長因子モノクローナル抗体は、神経成長因子だけを狙って中和するから



ピンポイントの効果なので副作用が少ない。


元々体の中にある抗体を注射で入れるので副反応がほとんど起きない。


抗体はアミノ酸に分解され、排泄されるから肝臓や腎臓を使って排泄しないので肝臓や腎臓が悪くても使える。


と言うことで、今ある関節症の痛みを治療する薬の中で最も安全な薬。


関節症の痛みを抑えようとすると痛み止めを使うことが多いけど


痛み止めは消化器症状が出たり

腎臓が悪かったら使えなかったり

長期に使うのは問題だったり


するけど抗神経成長因子モノクローナル抗体薬のソレンシア、リブレラは


今のところ安全で長期に使える薬で、ぼくも使ってるけど、かなり効果が高くていい薬だね。


ってわけわからん単語ばかりでわかったかな?笑


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