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独り立ち 前編

部下の育成に悩んでいる人は多いと思います。

もちろん、私の管理職のはしくれとして、日々頭を悩ませています。

どうやったら彼らに効率よく仕事を終わらせてもらえるのか。最低限の仕事だけじゃなく、プラスアルファの成果を出せるようになってもらえるのか。彼らが楽しんで仕事をできるようなるのか・・・

上司や周囲の先輩方は新人に早く独り立ちしてもらいたいと願うわけですが、では、どういう状態になったら独り立ちできたと言えるようになるのでしょうか。

私は、先を読んで行動できるようになること、だと思っています。

なーんや、そんなことか。あたり前やんけ、と思われるかもしれませんが、こうやって定義することって私は重要だと思っています。

新人は仕事をやったことないので、先が読めません。次から次へと新しいことが出てきます。そんなこと、考えればわかるだろ、と先輩に怒られますが、そんなこと言われたってわからないものはわからない。私にも経験がありますので、よーくわかります。

ですが、一通り仕事をこなし、2巡目に入ってくると先が読めるようになってくる。こうすればこうなる、ということがわかってきます。それができるようになれば先手を打てるようになってきます。仕事の8割は段取りで決まる、なんて本もあるくらいですから、先に手を打っておけば、良い結果が得られる確率が高くなる。

そして、先手を打てるようになると自分で工夫をし始めます。こうやったらもっとよくなるんじゃないか、と考えて、アイデアを仕事の中にちりばめるようになってきます。

こうなったらもうこっちのもの。めでたく、独り立ちした「一人前」の社会人の誕生です。

ここに行きつくまでに何巡の仕事を回さないといけないか、というところに成長の早さ、もっと言えばセンスとでもいうのでしょうか、そこに差が出てきます。2巡目でうまくやれる人もいれば、何回やってもちょっとずつしか成長しない人もいる。もしかしたら1巡目でもうまくやれる人もいるかもしれませんが、私はあまり見たことがありません。

かく言う私はあまりセンスが良い方ではないので、やっと自分なりの色が出せるようになってきたなあ、と思えたのは3巡目くらいでしょうか。でも、次は同じ失敗を繰り返さないように、とか、違う誰かが同じことをやってもすぐにわかるように、という工夫をするように努力はしてきたつもりです。

はい、続きはまた明日😁

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