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ボトルネック 後編

今日で3部作の終わりですね。前編、中編も良かったら読んでみてください😊

ボトルネックでない部署の人たちがアイデアデータベースなるものを作ってくれたことまでお話ししました。

ですが、いくらボトルネックでないところの仕事を効率化したところで、ボトルネックである製造技術の能力が増えない以上は何の意味もありません。頑張ってデータベースを作ってくれた方々には本当に申し訳ないのですが、やりやすくしたのでやってください、と言われても対応できないんです。これこそがTOCで言うところの「ボトルネック以外の工程はボトルネックに従属させる」というところに反しているんですね。

本当は「ボトルネックの能力を高める」ということをやらないといけないのですが、それができていない。せっかく俺らがやりやすくしてやったのに、それができないなんてあいつらは無能だ、という雰囲気さえ出来上がってきます(ちなみに、今回データベースを作ってくださった方からはそんな雰囲気はありません😙)。

ここからは以前の記事にもつながっていくところもありますが、今、全体としてコストダウンを進めたいのであれば、コストダウンデータベースを作るのではなく、その労力をボトルネックの能力を上げることに使わないといけないはずだと思うわけです。

いかがでしょうか?この意見には賛否両論あるとは思うのですが、TOCの理論でこの場面を検証すると、何がおかしくて次に何をやらないといけないか、というのが理屈でもって説明できると思っています。

また、現象が複雑すぎてボトルネックが見つからないこともあると思うのですが、こうやって1つ1つを紐解いていけば、ボトルネックを見つける手掛かりになるとも思っています。

一方で、私の部署がボトルネックになっていることもわかるわけなので、TOCの理論でいう「ボトルネックの能力を上げる」ということをやらないといけません。それは私の仕事なので、誰かのせいにはできませんね😥

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