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ビーコル2018-19シーズンを勝手に振り返るの巻 ② 〜最優先は収入アップ〜

キヨウケンです。振り返るの巻つづきです。
①をご覧でない方、よろしかったらコチラを↓
https://note.mu/shiumaisprts/n/nb58f5150b5de

さてさて、今回の残留について他チーム推しの方々からのアレコレな指摘を肌身に感じるこの頃です。基本は、

それがどうした、俺たち海賊。

で貫けばいいじゃんなのですが、やっぱり周囲はそうも見ますよね〜という感覚も、どちらも大事だと思います。
やっぱりこれは残留力ではなく、千載一遇のチャンスだと思うべきなのです。

チームが強くなるにあたって、とりわけ収入アップが最重要課題というスタンスでいる私です。以下にその要因を綴ります。

人件費はこの先も上昇する

①でも触れた各クラブの決算概要について再掲します。

人件費は栃木、千葉といった上位クラブで昨シーズンはビーコルの倍以上。表にはありませんが昨季のCSへ出たクラブの人件費は京都を除きすべてビーコルを大きく引き離しています。他チームに行けばスタメン張れるのにどうしてベンチに?みたいな選手を保有できるのが頷ける状況です。
一方で高額予算がマストでないことも、2017-18シーズンで北海道、新潟、滋賀がビーコル以下の人件費でRS残留を決めたことが証明しています。
しかし、低予算組の中でもとりわけ北海道、新潟と残プレに回った富山の人件費の伸び方は顕著なものがありました。

各クラブとも収入アップと並行して人件費も高騰しています。外国人選手に関しては2018-19シーズンからGリーグの最低年俸が月額3600ドルから7000ドルへ引き上げられたことも影響し、優秀な選手獲得に要する費用は以前よりも格段に上昇していると思われます。
未発表段階ですが、今季の戦力補強から新潟や富山は更に人件費が上昇していると推測します。それに対するビーコルは、、、なんとも分かりません。仮に上昇があるなら、その多くは多数の外国人入れ替えによる影響ではないでしょうか。補強における姿勢の差が想定以上に戦績へ反映してしまったと推察します。本当に残れてよかった。

戦力の充実にはお金が必要であり、また、人件費相場の高騰によりその総額自体は今後さらに膨らんでいくでしょう。
今季ビーコルの戦力面に関しては、少ない人件費が過去2年以上に足枷となってしまったのも実態です。もちろん黒字経営が大前提なので、いきなり上位クラブと肩を並べろとは言えません。それでも、フィナンシャルフェアプレーと戦力強化が数段上のレベルで相成り立つまでの収入アップを中・長期的に実現させることが、チームをより高い順位に押し上げるには欠かせない要素だと思います。

人件費高騰が意味するもの

誤解のないように付け加えますが、人件費の高騰は選手の社会的価値向上の証であり、それをもたらしたのはBリーグと各所属クラブのこれまでの尽力です。これらは当然歓迎されるべきことです。プロバスケが日本の中で根付きそうな所まで来ているのです。そんな中で各クラブはこの先、選手へ活躍に見合った報酬を与え、健全経営が出来る器であるか、地域だけでなく広く社会的に価値を認められた存在であるかを評価され続けると思います。チームが順位を伸ばすだけではダメ、クラブ全体がいかに成長していくかが重要と考えます。
ビーコルは長年の負債の影響でまだまだ苦しい経営状態ですが、それでもリーグの中で必要と認められたクラブであるからこそ、初年度からB1に居られるのです。いま我々が享受しているものの土台にあるのは、現在に至るまでビーコルに関わってくれた全ての人たちの頑張りではないでしょうか。

収入アップに寄せる願い

そして、ビーコルへの認知も徐々に徐々に高まっていると実感します。bj当時から見る者からすれば、よくぞ現状7億の営業収入にまでチームが育ったなとの感慨もありますが、リーグ全体の伸び率を思えば今季営業収入は9億には届けたい、直近としては10億に乗せたい。なんて勝手な願望ですね。。。

もちろん戦力の充実や環境の整備にも収入アップを願う前提はあるのですが、クラブで働く人たちにとって、待遇や人員などの部分でも報われて欲しいとの思いが何よりも強かったりします。
ビーコルに限らず、プロスポーツ興行を支える側の人たちの待遇や働き方にあまり良いイメージを持ててないのが実情です。そんな願いがこの先叶い、より強い経営を生む組織に成熟していけたら、クラブの未来はもっと明るくなると思うのです。

理想論的な話が過ぎました。現実的寄りなことにも目を向けたいと思います。

③につづきます

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