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キャンピングカー放浪旅生活休止中〜わたしが旅に出ない理由

新型コロナウィルスに振り回された去年、「夏になったら収まるんじゃないか」「来年は大丈夫じゃないか」と一年間を悶々と過ごしてしまった反省として、今年は早々に「旅に出ない!」と決めました。

ちまたには色んな意見があふれています。
ワクチン接種も徐々に広がっていて、「もう旅に出たっていいんじゃない?」と勧められる事も多いです。
情報が雑多すぎて、どれが正解で不正解かなんて判別もつきませんが、わたしは「石橋を叩き過ぎて壊す」小心者なので…、とりあえず敵前逃亡といったところです。

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・コロナ禍におけるキャンピングカー旅を考える

コロナ禍の今、ローカルキャンプや、自宅から1〜2時間圏内での旅行を指すマイクロツーリズムが人気で、特に「3密を避けられる」キャンピングカーでの車中泊旅は注目を集めています。

しかし旅暮らしを思い起こせば… 旅先で食材を購入したり公衆トイレを利用したり、温泉に入ったりします。
名勝・景勝地などの観光地、博物館や資料館、登山も好きだからビジターセンターとかにも立ち寄ります。
山なら人が密集する事はないとはいえ、山小屋とかトイレに並ぶ事はあるでしょう。

それらに留意しながら旅することは、とっても疲れそう。
また、もしかしたら「このご時世にキャンピングカー旅行?」と、悪意を向けられる事もありそうです。
想像するだけで、こわいです。

それと、心配なのは急病です。
過去、旅先で堪え難い歯痛や腰痛などで病院のお世話になった事が3回あります。
そんな事態は数年に一度の事とはいえ、歯痛を除けば「突然」起ったので「今年は絶対に起らない」とは言い切れません。

このコロナ禍で大変な時期に、病院関係者を煩わせたくはありません。
わたしの親戚や友人知人の中にも、医療従事者が何人もいます。
それを思うと、旅に出ても後ろめたい気持ちになりそう…。

県内にも知らないところはたくさんあるし、近場でも楽しむ事はできます。
旅の再開を願って、健康に気をつけて、体力つけておかなくちゃ。

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・「ピンチをチャンスに」って、よく言いますが…

さて、今年は旅に出ずに地元を満喫するぞ! と決意したものの、具体的な計画は特になく。
とりあえず自分が楽しいと思えそうな、興味をそそられる事には積極的に参加しようとアンテナを張ってみています。

地元と言っても生まれ育った土地ではないし一年のうち3分の2はキャンピングカーで放浪の旅をしていたので、何となく「よそ者」に分類されているような被害妄想が拭いきれませんでした。
なので今年は地元との繋がりを大切に、信頼関係を築けるようになりたいと思っているのです。
なかなか、理想にはほど遠いですが。

それから、自宅である通称:山小屋での暮らしを充実させること。
昨年は市街地に近いところにキャンピングカーで停泊していましたが、山道にかかっていた枝葉を落としていただいて、山小屋までキャンピングカーが通れるようになり、無事に帰還しました。

山小屋から市街地まではクルマで約30分かかります。
いったん山に置くと、今度は下りるのが面倒くさくなってしまうから市街地に置いておきたかったのですが(笑)
この際なのでキャンピングカー車内の大掃除もしちゃおうかと。

山小屋は標高500m以上、ポツンと二軒屋になります。
敷地が広すぎて草刈りも行き届かないけど、季節の草花を愛で、訪れる野鳥のさえずりに癒され、自然に囲まれた暮らしはいいものです。

山菜を摘んで、野草茶を作り、梅酒を仕込み、野いちごをジャムにして… 田舎暮らしの楽しみは尽きません。
庭にあるものを最大限に活用するための知識も貯えなければ。
(仕事しろよ)

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・お金じゃないのよキャンピングカーは

ところで、8月にはキャンピングカーの自動車保険が更新を迎えます。
ほぼ乗ってないのに、何万もする保険料を払うのか…。

自動車税、車検、タイヤやバッテリーなど消耗品のアレやコレや…と、いったい年間いくらかかっているのか。
計算すると憂鬱になります。
計算するのはやめよう。

大した収入も無し、もう廃車にした方がいいのではないだろうか? 悶々と悩んだ夜もありました。

以前は、もし故障などで動かなくなったらジャッキアップしてでも置いておこうと思っていましたが、走れなくなったエレちゃん(キャンピングカー)を置物にするなんて哀しすぎる。
すぐに乗り出せる状態を保っていなければ、という思いは捨てられません。

エレちゃんことRocky21は1997年製、来年は25歳。
せめて「今年を放浪旅生活の最後にします」って御挨拶回りの旅はしたいなぁ。

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